沖縄言葉の「にし」、どの方角を指す?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
2月4日は、2(に)4(し)の語呂合わせで、「西の日」です。
西の方角に向かうと、幸運に巡り合える(?)とされている日ですが、もちろんこれには根拠がありません。
語呂合わせで、誰かが言いだした記念日のようです。
そして、西の語源ははっきりしませんが、
有力なのは太陽が「往(い)にし方角」だから「西」とする説や、
「往(い)に」の"に"に、風や方向を意味する"し"がついたとする説です。
-「西」の語源(有力説)-
□太陽が「往(い)にし方角」だから □「往(い)に」+"し"(風や方向) |
一方、沖縄の古い言葉では、「にし」というと実は全く別の方角を指すのです。
沖縄言葉の「にし」、どの方角を指す?
【選択枝】
■ 北
■ 東
■ 転生したら動けない
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 北
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【今日の■のボケは?】
「沖縄のにし」ではなく、「起きたら小石」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【沖縄言葉の「にし」、どの方角を指す?】
沖縄言葉の東と西は陽が上がるか入るか
以前、このコーナーで、西表島は石垣島の西にあるから、西表だとお話ししました。
沖縄の言葉では、西は"いり"と言うのです。
陽が上がるか入るかで、東を"アガリ"、西を"イリ"と言うのです。
沖縄言葉の南北は風に関係
一方、南北の呼び名は風が関係しているようです。
沖縄では、夏に吹く南風を"ふぇーかじ"、冬に吹く北風を"にしかじ"と呼びます。
地名でも、西原町という町は、琉球王国の都・首里の北にあるから西原というのだそうです。
さらに、以前サンゴの島として紹介した波照間島の北側には、"ニシ浜"という美しいビーチがあります。
もうわかりますよね。
正解は「北」です。
沖縄の言葉の「にし」の語源はわかりませんが、
広辞苑には「西(にし)」の意味の中に、"(沖縄で)北"と載っているのです。
前回の「ことば検定プラス」
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