「前門の虎 後門の狼」、本来の意味は?
「グッド!モーニング」 ことば検定プラス -林修-
朝の情報番組「グッド!モーニング」で出題される「ことば検定プラス」の答えをリアルタイムにて速報しています。 どなたでも参加でき、ポイントを貯めてプレゼントに応募できます。 |
林修先生 ことば検定プラス
ことば検定プラス 今日の問題
「前門の虎 後門の狼」、本来の意味は?
【選択枝】
■ 一難去ってまた一難
■ 挟み撃ちで踏んだり蹴ったり
■ 野球でノックの嵐
本日の解答は
■ 一難去ってまた一難
ことば検定プラスの解答速報を発信しています。 お気に入りやブックマークしておくと便利です。 |
【今日の■のボケは?】
「前門の虎 後門の狼(ぜんもんのとらこうもんのおおかみ)」ではなく、「千本もとは拷問の鬼かい(せんぼんもとはごうもんのおにかい)」だそうです。
本日の林修先生の解説
【「前門の虎 後門の狼」本来の意味は?】
「前門の虎 後門の狼」は、中国の書の1世紀末の後漢の第4代皇帝、和帝について書かれた部分に登場します。
わずか10歳で皇帝となった和帝は、養母の皇太后やその兄に実権を握られていました。
そこで宦官と協力して、彼らを追い落としましたが、今度はそれが宦官に力を与えるきっかけとなってしまったのです。
そこで宦官と協力して、彼らを追い落としましたが、今度はそれが宦官に力を与えるきっかけとなってしまったのです。
これらについて中国の書には、次のように書かれています。
諺曰 前門拒虎 後門進狼 此之謂与 [評史] |
「前門の虎を防いだら、後門に狼が進んできたとはこのことだ」という意味です。
つまり、「問題を1つ解決したら、次の問題が起こってしまった」ということです。
「前門の虎 後門の狼」は、「1つの災いを逃れても、他の災いにあう」ことのたとえとして使うべき言葉です。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 東京の木枯らし1号、去年・おととし2年連続の出来事は?
「ニュース検定」
□ 去年(2019年)の出生数 第2次ベビーブームと比べ何割減?