熊本震度7 「Sランク活断層」全国に【けさ知っておきたいNEWS】

熊本震度7 「Sランク活断層」全国に
【けさ知っておきたいNEWS】

 

グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。

 

 

今日の「けさ知っておきたいNEWS」
熊本震度7 "震源" Sランク活断層とは?

 

 

活断層のランク分け
Sランクは全国に36か所

日本には現在確認されているだけで約2000の活断層があり、未発見のものも含めるとさらに多いとされています。
地震調査委員会は主要なおよそ100の活断層について、今後30年以内の地震発生確率でランク分けを行っています。
確率が高いほど上位のランクとなり、最上位のSランクは0.1〜3%以上、次いでA・B・Zランクと続きます。
このランク付けは2016年の熊本地震を受けて見直されたものです。

Sランクと評価されている活断層の区間は全国に36あります。
中でも最も高い確率とされているのが長野県を南北に走る「糸魚川静岡構造線断層帯(中北部区間)」で、30年以内に14〜30%という非常に高い確率で地震が発生すると評価されています。
地震調査委員会の専門家によると、この区間は600〜800年周期で地震が発生するとされており、最後の地震からすでに800〜1200年が経過していることがこの高確率の背景にあります。
関東では三浦半島断層群主部が30年以内に6〜11%の確率で地震が発生するとされており、周辺にはA・Bランクの活断層も多数存在しています。

首都直下地震70%の衝撃
活断層ランクとは別の話

「首都直下地震が30年以内に70%の確率で発生する」という数字はよく耳にしますが、これは活断層のランク分けとは別の話です。
首都圏の活断層自体はAランク評価にとどまっており、単独では70%という高確率にはなりません。
この70%という数字は、活断層単独での評価ではなく、プレートの動きなど様々な要因を総合的に加味した広域的な地震発生確率を示したものです。

つまり活断層のランクと首都直下地震の確率は別の指標であり、混同しないことが大切です。
それでも首都直下地震はいつ起きてもおかしくない状況であることに変わりはなく、日頃からの備えが欠かせません。

 

未評価の活断層が大半
「どこでも安全」と思わないことが重要

大きな課題として残されているのが、活断層の評価が追いついていないという現実です。
およそ2000あるとされる活断層のうち、地震調査委員会が評価を終えているのはまだ100ほどにすぎません。
実際に2024年に発生した能登半島地震を引き起こした活断層も、未評価のものでした。
どれほど精緻にランク分けをしても、評価されていない活断層によって想定外の地震が起きる可能性は常にあるのです。

専門家は「活断層のランク分けは特に注意すべき断層を示すものだが、未評価の地域でも常に備えが必要だ」と強調しています。
活断層は大小を問えば全国のほぼどこにでも存在するといっても過言ではなく、「自分の住む地域は大丈夫」と油断することは禁物です。
ランクの高い地域に限らず、日本全国どこに住んでいても地震への備えを怠らないことが求められています。

 

 

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