ノルマンディー上陸作戦の地 世界遺産に【けさ知っておきたいNEWS】
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ノルマンディー上陸作戦の地
世界遺産に

【けさ知っておきたいNEWS】

 

グッド!モーニング「けさ知っておきたいNEWS」のコーナーで解説されたNEWS内容をご紹介しています。
この解説のあと「けさ知っておきたいNEWS検定」が出題されます。

 

 

今日の「けさ知っておきたいNEWS」
ノルマンディー上陸作戦の地 世界遺産に

 

 

ノルマンディー上陸作戦の海岸
世界文化遺産に登録決定

第二次世界大戦の転換点となったノルマンディー上陸作戦の舞台となったフランス北西部の海岸が世界文化遺産に登録されることが決定しました。
映画「史上最大の作戦」や「プライベート・ライアン」でも描かれたこの場所は、モンサンミッシェルにも近い歴史的な地域です。
今回登録されたのは、連合国軍が上陸した5つの海岸と周辺の施設です。

1944年6月6日、ナチスドイツの占領下にあったヨーロッパを解放するため、アメリカやイギリスなどの連合国軍がノルマンディー上陸作戦を決行しました。
その日未明に空挺部隊がパラシュートで降下し、早朝にはイギリス海峡を渡った艦船およそ7000隻、空爆支援の航空機およそ1万2000機の支援のもと、5か所から同時上陸を開始しました。
当日だけで16万人の兵士が参加した史上最大規模の作戦です。

 

断崖と地雷 要塞からの砲火で
死傷者1万人超の激戦に

しかし上陸作戦は壮絶なものでした。オマハ海岸周辺は断崖絶壁が続き、上陸そのものが非常に困難な地形でした。
さらにロンメル元帥率いるドイツ軍およそ5万人が待ち構え、砂浜には200万個もの地雷が設置されていました。
崖の上には要塞が築かれ、上陸してくる兵士たちに集中砲火を浴びせるという徹底した防衛体制が敷かれていたのです。
その結果、連合国側の死傷者は1万人を超えるという甚大な犠牲が出ました。

しかしこの多大な犠牲の上に上陸作戦は成功し、同年8月のパリ解放、翌年のドイツ降伏へとつながっていきました。
断崖から見下ろす美しい海岸に、80年以上前の激戦の記憶が今も刻まれています。

 

かつての敵国が和解する場として
反戦のメッセージを世界へ

今回の世界遺産登録においてユネスコの諮問機関イコモスが重視したのは、犠牲者を追悼するとともに、かつての交戦国が和解する場となっているという点です。
フランスの近現代史に専門家によると、かつてこの場所は連合国の勝利を讃える象徴でしたが、近年は意味合いが変わってきているといいます。
2004年の記念式典には初めてドイツの首相が出席し、戦闘の悲惨さを普遍的に記憶する場所として性格が変化しました。

勝利の祝いではなく、戦争の惨禍を共に悼む場へと昇華したことが、世界遺産として認められた大きな要因ではないかと専門家は見ています。

さらに専門家はより深い意味も指摘しています。
ウクライナへのロシア侵攻や中東情勢など、世界各地で争いが続く今だからこそ、この登録には「戦争を二度と繰り返してはならない」という強いメッセージを世界に発信する意味合いもあるのではないかということです。
歴史の教訓を未来に伝える場として、ノルマンディーの海岸は新たな役割を担っていきます。

 

 

これまで放送された
-「けさ知っておきたいNEWS検定」前のNEWS解説-

 

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