
夏の風物詩「ラムネ」
国内だけでなく海外でも大人気
【GOOD!いちおし】
グッド!モーニング「Good!いちおし」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
昭和から続く「ラムネ工場」
いよいよ夏本番!
こんな時に飲みたくなるのがラムネ。
世代を超えて愛される老舗ラムネ工場を紹介します。
夏の風物詩
ラムネを支える老舗工場
いよいよ夏本番!
暑い日に飲みたくなる懐かしい飲み物といえば、やはりラムネです。
世代を超えて愛されるラムネを作り続ける老舗ラムネ工場が紹介されました。
訪れたのは、静岡県にある清涼飲料メーカー「木村飲料」です。
創業は昭和22年。長年にわたりラムネを作り続けてきた、歴史ある会社です。
工場では、夏になると多い日で10万本近くのラムネを製造することもあるそうです。
昔ながらの味を守りながら、時代に合わせた商品開発にも力を入れている木村飲料。
そこには、懐かしさだけではないラムネの奥深い魅力がありました。
ラムネになぜビー玉?
くびれの秘密
ラムネといえば、瓶の中に入ったビー玉が印象的です。
なぜラムネにはビー玉が入っているのでしょうか。
工場では、まず瓶を一本一本丁寧に洗浄します。
その後、ラムネのもととなるシロップと純水を混ぜた液体に炭酸を注入し、独特の爽やかな味わいを作っていきます。
現在のラムネ作りでは、ビー玉はキャップ部分にあらかじめ取り付けられています。
実はこの方法になったのは、30年ほど前からだそうです。
それ以前は、瓶を作る段階で、最初からビー玉が瓶の中に入っていました。
ラムネを充填したあとに瓶を素早くひっくり返すと、ビー玉が瓶の口に落ちてふたの役割をします。
さらに炭酸ガスの圧力によってビー玉が押し上げられ、ピタッと密閉される仕組みです。
ラムネ瓶にくびれがあるのも、ビー玉をより早く瓶の口へ落とすためです。
あの独特な形には、きちんとした理由があったのです。
ラムネ工場
懐かしい味の秘密
ラムネを開ける時に使う玉押しも、ラムネならではの道具です。
これがないと、ビー玉を押し下げて開栓することができません。
実際に飲んでみると、爽やかな炭酸と甘さが広がり、どこか懐かしい気持ちになります。
その理由は、木村飲料のラムネの処方が創業当時から大きく変わっていないからです。
ラムネという名前の由来は、黒船来航の際に幕府の役人に振る舞われた「レモネード」がなまったものだといわれています。
明治以降、日本に広がったラムネは、戦後には国民的な飲み物として親しまれるようになりました。
昭和28年にはラムネの生産量がピークを迎え、木村飲料も順調に成長していきました。
しかしその後、海外の飲料メーカーが日本に進出し、さまざまな清涼飲料が広がるにつれて、ラムネの市場は少しずつ縮小していきます。
ピーク時の2割に減少も守り続けた伝統
ラムネの生産量は、ピーク時の2割ほどにまで落ち込んだ時期もあったそうです。
それでも木村飲料は、ラムネ作りをやめませんでした。
創業当時から作り続けてきた商品であり、日本の夏を代表する飲み物でもあるラムネ。
会社にとっても、絶対になくしてはいけない大切な存在だったのです。
現在も、昔ながらの味や瓶の形を守りながら、ラムネを作り続けています。
懐かしい味をそのまま残すことは、世代を超えて受け継がれてきた文化を守ることでもあります。
一方で、木村飲料は伝統を守るだけではありません。
大手メーカーに負けないために、ユニークな商品開発にも挑戦してきました。
変わり種ラムネは100種類以上
木村飲料がこれまで開発してきた変わり種ドリンクは、なんと100種類以上。
その中でも特に驚きなのが「カレーラムネ」です。
中でも特に意外なカレーラムネは、その名の通りカレー風味のラムネです。
香りはまさにカレーのルーのようでありながら、飲むとラムネらしい甘さも感じられます。
一見すると意外な組み合わせですが、実際に飲んでみると「意外といける」と感じる味わいです。
このカレーラムネは、カレー好きだった先代のアイデアから生まれました。
当時は社内のほとんどの人が「絶対に売れない」と反対したそうですが、いざ発売してみると製造が追いつかないほどの大ヒット商品になりました。
伝統を守りながらも、思い切った発想で新しい味を生み出す。その挑戦が、木村飲料の強みになっています。
ラムネは日本国内だけでなく
海外でも人気
今、ラムネは日本国内だけでなく、海外でも人気を集めています。
木村飲料で作られるラムネのうち、実に9割ほどが輸出されているそうです。
外国人観光客でにぎわう浅草でも、ラムネは「ジャパニーズ レモネード」として知られていると教えてくれる観光客も。
フランスやオーストラリアなどでも販売されており、日本のユニークな飲み物として親しまれているそうです。
木村飲料では、これからも日本の良いものとしてラムネを作り続けるとともに、世界のご当地ラムネのような新しい展開も考えているそうです。
ラムネとサイダーの違いとは?
最後に、ラムネとサイダーの違いについても紹介されました。
実は、ラムネの定義は中身の味ではなく、容器の形にあります。
ビー玉で栓をする独特の瓶に入っていれば、それはラムネと呼ばれるそうです。
つまり、中身そのものではなく、あの瓶の形がラムネをラムネたらしめているのです。
一方、サイダーは一般的に炭酸飲料の一種として広く使われる名称です。
ラムネは、味だけでなく、ビー玉入りの瓶、開ける時の音、飲む時の楽しさまで含めて、ひとつの文化として親しまれてきました。
夏祭りや海辺、縁日で飲んだラムネの記憶がある人も多いはずです。
木村飲料のような老舗工場が伝統を守り続けているからこそ、今もあの懐かしい味と体験を楽しむことができます。
世代を超えて愛されるラムネは、ただの清涼飲料ではありません。日
本の夏の記憶そのものを閉じ込めた、特別な一本なのです。
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