【王様のブランチ】BOOK文芸書ランキング TOP10
-2022年10月3日~9日-
毎週土曜の「王様のブランチ」で発表されている最新の本の売り上げランキングです。
今回は、ブックファースト アトレ吉祥寺店による【文芸書ランキング】として発表されたものです。 |
BOOKランキング1~5位
1位 | 「心配すんな。全部上手くいく。」 ヒカル |
徳間書店 |
25万部を突破しています。
2位 | 「烏の緑羽」 阿部智里 |
文藝春秋 |
人気ファンタジーシリーズ最新刊。
今年10周年を迎え、累計180万部を誇る「八咫烏シリーズ」。
八咫烏は、日本神話にも登場する三本足の伝説の烏。
このシリーズは、人間の姿に変身することが出来る八咫烏一族が、異世界「山内」を舞台に繰り広げる争い、青春、恋愛などを描いたファンタジー。
最新刊は、「山内」を守ることを宿命づけられた皇子の葛藤と成長を描いています。
3位 | 「ハヤブサ消防団」 池井戸潤 |
集英社 |
4位 | 「おいしいごはんが食べられますように」 高橋隼子 |
講談社 |
芥川賞受賞作。
書店員さんからは「ほっこり度ゼロ、おいしそう度ゼロ、共感度100、そして得体のしれない読み心地」「日常の物語かと思っていたらホラーでした」など、心がざわつく感想が寄せられ、現在17万部を突破しています。
5位 | 「1と0と加藤シゲアキ」 加藤シゲアキ |
KADOKAWA |
作家デビュー10周年を迎えた加藤シゲアキさんが責任編集を務めるスペシャルブックです。
BOOKランキング6~10位
第6位以下のランキングは以下の通りでした。
6位 | 「今日拾った言葉たち」 | 武田砂鉄 | 暮らしの手帖社 |
7位 | 「メガバンク銀行員ぐだぐだ日記」 | 目黒冬弥 | フォレスト出版 |
8位 | 「掌に眠る舞台」 | 小川洋子 | 集英社 |
9位 | 「#真相をお話しします」 | 結城真一郎 | 新潮社 |
10位 | 「ペガサスの記憶」 | 桐島洋子 桐島カレン 桐島ノエル 桐島ローランド | 小学館 |
今週の注目の一冊
「掌に眠る舞台」小川洋子
芥川賞作家がつむぐ舞台にまつわる短編集。
著者の小川洋子さんは、本屋大賞受賞作「博士の愛した数式」など多彩な作品を生み出し、2021年には紫綬褒章を受章しました。
今作は、舞台や劇場にまつわる短編8編を収録。
その中の1編「ダブルフォルトの予言」は、「レ・ミゼラブル」をテーマにした物語。
帝国劇場で行われる「レ・ミゼラブル」の全79公演すべてのS席チケットを購入した私。
すべての公演を見るために劇場へ通うことが日課になったある日、私は一人の女性に話しかけられた。
その女性は観客ではなく、帝国劇場に住んでいると言う。
私は、いつしかバックヤードにある彼女の部屋に時々招かれるようになった。
「本番の間、私はここに居て、自分の役目を果たさなくちゃいけないの」
彼女の役目とは?
そして千秋楽が迫る中、私の中にあふれた思いとは?
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