「年の瀬」の由来は?
「グッド!モーニング」 ことば検定プラス -林修-
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林修先生 ことば検定プラス
今日は12月18日、今年もあと2週間となりました。
月日が経つのは本当に早いです。
今年は新型コロナのせいで、誰も経験したことのない1年でした。
心に残るようなイベントも少ないので、特に時間の経過が早いと感じる人が多いようです。
皆さん、いつもとは違う「年の瀬」を迎えていることでしょう
ことば検定プラス 今日の問題
「年の瀬」の由来は?
【選択枝】
■ 時の流れ
■ 川の流れ
■ 近くの字が読めない
本日の解答は
■ 川の流れ
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【今日の■のボケは?】
「年の瀬」ではなく、「歳のせい」だそうです。
本日の林修先生の解説
【「年の瀬」の由来は?】
「年の瀬」の"瀬"とは何か
今回のポイントは「年の瀬」の"瀬"とは何かということです。
井原西鶴の"日本永代蔵"にこんな場面があります。
借銭の渕をわたり付て、 幾度か 年の瀬越をしたる人のいへり『日本永代蔵』井原西鶴(1688年) |
"借金でどんづまりの状況を、なんとか乗り越える
そんな年末を何年、何十年と経験している人が言うには"という意味です。
年の瀬は川の浅瀬の流れにたとえた表現
江戸時代は、日々の支払いをツケにする習慣がありました。
そこで年末に、あちこちのツケを清算しなければならなかったのです。
この"借銭の渕"は、多額のツケが貯まった状態を"渕"、つまり川の深い場所にたとえたもので、"瀬"は反対に川の浅いところのことです。
浅瀬は流れが速くて危険ですから、"瀬越"は、危機を乗り越えることを表すのです。
「年の瀬」は借金取りに追われるなどの、年末の慌ただしさを浅瀬の速い流れにたとえた表現なのです。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ 干しいもの発祥は、どこ?
「ニュース検定」
□ ジョン・ルイスさんの転機は誰との出会い?