胡耀邦総書記失脚 誰の靖国参拝が要因? 【ニュース検定】
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胡耀邦総書記失脚 誰の靖国参拝が要因?
「グッド!モーニング」 ニュース検定 -池上彰-

 

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池上彰 ニュース検定

 

ニュース検定 今日の問題

胡耀邦総書記失脚 誰の靖国参拝が要因?

 

【選択枝】
 中曽根康弘
 橋本龍太郎
 小泉純一郎
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本日の解答

 中曽根康弘

 

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池上彰さんの解説

今日のキーワード
日中関係の歩み③
【親日で失脚】

中国歴代指導者で最も親日派だった胡耀邦


中曽根総理といえば、アメリカのレーガン大統領と仲が良くロンヤス関係は有名ですが、その一方で、中国のトップとも太いパイプを築きました。
胡耀邦 総書記です。
中国の歴代指導者の中でも、最も親日派で中曽根総理とは盟友関係を築きました。

胡耀邦 総書記は、1984年に日本の若者たち3000人を中国に招きました。
10月1日、北京の天安門広場で開かれた建国35周年の記念式典では、日本の若者たちもダンスパーティーに参加しました。
実は、胡耀邦が当初呼ぼうと考えたのは3万人でした。
実務を取り仕切る担当者から、「いくらなんでもそんな数は無理だ」と言われ、3000人にしたそうです。
それほど、胡耀邦は日本との関係を大切に考えていました。
 

盟友関係の中曽根総理の靖国参拝で失脚

ところが、この状況は1年足らずで一変します。

中曽根総理が、85年の終戦記念日に靖国神社を公式参拝したのです。

 

A級戦犯が合祀されている靖国神社への参拝は、中国国内で強い反発を生みました。
反日デモが盛り上がったのです。
その後、胡耀邦の親日路線を、苦々しく思っていた保守派の長老たちが、批判を強めていきます。
後ろ盾だった鄧小平も胡耀邦から離れ、保守派の長老たちと連携するようになりました。

 

その結果、中曽根総理の靖国参拝から2年後の1987年1月、胡耀邦は失脚しました。
中曽根総理との盟友関係が、胡耀邦にとっては仇となりました。
その後、中国の首脳にとって、日本の総理と仲良くなり過ぎると、"自身の身が危ない"という教訓が残ったんです。

 

前回のニュース検定

 

本日の出題

 

 

 

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