
「西の海へさらり」どう使う言葉?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう9月4日は、1774年に探検家がニューカレドニアを発見した日です。
「天国にいちばん近い島」の呼び名で知られるようになりました。
この名前の旅行記が由来です。
森村桂さんの作品で、1966年に出版されました。
2008年にユネスコの世界遺産に登録されていますが、豊かな生態系を残すラグーンが評価されて自然遺産に登録されましたそんな。
そんな海が入った言葉に「西の海へさらり」という言葉があります。
今日は、これはどう使う言葉なのかという問題です。
「西の海へさらり」どう使う言葉?
青 -厄払いのフレーズ
赤 -変わり身の早さ揶揄
緑 -仕事は春告魚の産卵
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ことば検定 答え
青 -厄払いのフレーズ
<今日の緑のボケ> 「にしのうみへさらり」ではなく「ニシンの産みでサラリー」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「東海道」という言葉はよく聞きますが、「西海道」はどうでしょうか?
「西海道」とは、今の九州地方です。
これは律令時代の地域区画で、西の海には西海道を指す意味もあります。
一方、西の海には仏教由来の意味もあります。
仏教では、「西方」と書いて「さいほう」と読み、人間界から「西方」へ10万億もの彼方に西方浄土という極楽世界があるとされています。
その西方浄土に通じる海という意味で、「西の海」と言うこともあるのです。
では、「西の海へさらり」はどんな意味なのか?
これは落語の「厄払い」という演目に出てきます。
ぶらぶらしている与太郎に、長い口上 つまり決まり文句を教え込みます。
その口上がこちらです。
ーあーら めでたやなめでたやな
めでたいことで払おなら
鶴は千年亀は万年 浦島太郎は三千歳
東方朔は九千歳 三浦の大助百六つ
かかるめでたき折からに
いかなる悪魔を来ようとも
この厄払いがひっとらえ
西の海へさらり 厄払いまひょ
「西の海へさらり」とは、厄払いの締めの文言です。
昔、大晦日や節分に家を回り、厄払いの口上を唱えてお金をもらうという風習がありました。
ボケ倒す与太郎さんに観客の笑いが止まらない演目です。
前回の問題

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