
「うがった見方」の本来の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう7月14日は、1977年に気象衛星ひまわりが打ち上げられたことから、「新聞配達の日」です。
気象衛星と新聞配達をどうつながると思いますか?
気象衛星は地球の周りを回って情報もたらしますが、そのイメージを新聞配達で家を回って情報をもたらすことに重ねたそうです。
新聞が生まれたのは明治時代ですが、その前の江戸時代は新聞の代わりに「かわら版」がありました。
江戸時代のかわら版の販売方法は、面白く読み聞かせながら売り歩いていたそうで、読み売りなどと呼ばれていて、今の読売新聞の読売はこれに由来するそうです。
新聞は多様な物の見方を知る有効な手段ですが、「うがった見方」といえばどんな意味でしょうか?
「うがった見方」の本来の意味は?
青 -疑ってかかった
赤 -本質を捉えた
緑 -チームメート合格
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ことば検定 答え
赤 -本質を捉えた
<今日の緑のボケ> 「うがったみかた」ではなく「受かった味方」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「穿」という漢字の読みですが、「ズボンを穿く」と書けば「穿(は)く」、「穿る」だと「穿(ほじ)る」、「穿つ」だと「穿(うが)つ」と読みます。
この「穿(うが)つ」は、「うがった見方」という時の「うがった」の元の動詞です。
「雨垂れ石をうがつ」という言葉がありますが、これは雨垂れが石に穴を開けるということで、微力でも根気よく続ければ成功するという意味で使われる言葉です。
「うがつ」は穴を開けるという意味の転じて、"本質をよくとらえる""隠れた真相を見抜く"という意味で使われます。
ただ、文化庁の令和5年度「国語に関する世論調査」によると、60.7%の人が「疑ってかかった」という間違った使い方をしているようです。(*正しい意味の「本質を捉えた」は32.7%)
本質を捉えようとうがった見方をすれば、探られた側はあまりいい気持ちがしないかもしれないです。
こんなことから、あまりよくないイメージでとらえられるようになって、意味が取り上げられてしまったのではないかと見られています。
前回の問題

ここを素早く見つけるコツで~す
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*クイズ文の前に見聞録と入れると見つかりやすくなることが多いです。
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