地獄の沙汰も金次第「沙汰」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう1月16日は「藪入」と呼ばれ、奉公人が主人から休みをもらう日でした。
そして、今日は「閻魔賽日(えんまさいじつ)」でもあります。
江戸時代に書かれた絵を見ると、屋台が並んで太鼓と鐘が鳴らされ、とてもにぎやかなお祭りだったことがよくわかります。
閻魔大王は地獄の王ですが、閻魔賽日」は地獄の釜の蓋が開いて鬼も休むとされていました。
鬼でさえ休むのだからと、いつも休めない人が休んだ日なのです。
そんな鬼が入った言葉「鬼の居ぬ間に洗濯」この洗濯は服を洗う洗濯ではなく、命の洗濯です。
日頃の苦労から解放されて楽しむことを言い、鬼の居ぬ間に洗濯とは遠慮する人がいない間にくつろぐことをいう言葉です。
では「地獄の沙汰も金次第」、今日はその「沙汰」の意味に関係するものは何かという問題です。
地獄の沙汰も金次第「沙汰」の意味は?
青 -砂金
赤 -川の渡し賃
緑 -悪魔
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ことば検定 答え
青 -砂金
<今日の緑のボケ> 「さた」ではなく「サタン」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「地獄の沙汰も金次第」は、地獄で受ける裁判もお金を出せば有利になるというくらいだから、ましてやこの世では金さえあれば何事も思うがままだという例えです。
ここでの「沙汰」は「裁判」を意味しています。
東京港区に宝珠院にある閻魔大王の左右には地獄版の嘘発見器があります。
男女の頭の形をしていて、嘘をつくと男性の口から火が吹き出し、正直に話せば女性の口から花びらが舞うといいます。
こうやって極楽浄土に行くか、地獄送りにするかを選んで判断しているのです。
この選んで処理することを「沙汰」と言います。
「沙汰」の「汰」という字に、選び分けるという意味があります。
そして「沙」は、砂のことです。
「砂漠」という字の「砂」は「沙」を使うこともあります。
水の中で砂をゆすって砂と金を分けるのを見たことがあると思いますが、「沙汰」とは本来 砂の中から砂金をえり分けることをいい、それが転じて物や人物をえり分けるという意味になりました。
前回の問題
□ ダリエン地峡 通った不法移民の7割が頼った情報源は?
【お天気検定】
□ 1581年、城をライトアップした記述が残っているのは?
【エンタメ検定】
□ 新木優子 やってみたい職業は?
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