「仁義を切る」の"仁義" 語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう1月12日は、平成15年に映画監督の深作欣二さんが亡くなった日です。
深作監督の作品がきっかけで、JR蒲田駅の発車メロディーは映画「鎌田行進曲」の曲です。
昭和57年公開の映画で、日本アカデミー賞を授賞し大ヒットしました。
平成9年から蒲田駅の発車メロディになっています。
そして深作監督の作品といえば「仁義なき戦い」も有名です。
昭和48年に発表され、広島のやくざの抗争を題材にした作品は大ヒットし、シリーズ化されました。
この「仁義なき戦い」の"仁義"という言葉は、実は成り立ちが複雑な言葉です。
そこで今日は「仁義を切る」の"仁義"の語源は何かという問題です。
「仁義を切る」の"仁義" 語源は?
青 -陣地
赤 -お辞儀
緑 -採用担当お目覚め
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ことば検定 答え
赤 -お辞儀
<今日の緑のボケ> 「じんぎをきる」ではなく「人事起きる」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
「仁義」という言葉は、もともとは慈しみの心を指す「仁」と筋の通った行動を指す「義」のことで、これは儒教で根本理念とされたものでした。
これが後に、もっと一般的な意味で、世間の義理や人情を指すようにもなりました。
そして、江戸時代になると「仁義を切る」という全然 別の意味を持った言葉の使い方がされるようになりました。
これは、博打(ばくち)や的屋・露店商などの仲間うちでのみ使われた、初対面の時に行う特殊な形の挨拶です。
独特な姿勢で、出身地や名前など口上を言います。
この挨拶を交わすことによって仲間とされたのです。
お辞儀の「辞儀」は挨拶のことです。
任侠の世界の「仁義」は挨拶を指す「辞宜(じぎ)・辞儀(じんぎ)」が転じた言葉だとみられています。
音が同じなので、混同してこの漢字が使われるようになったのでしょうか。
前回の問題
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