「破竹の勢い」何を例えて言った言葉か?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょうは、江戸時代に徳川幕府の老中を務めた田沼意次についてお話します。
幕府の財政再建を進め、実権を握った20年ほどは。田沼時代と呼ばれました。
財政再建をはかった方法とは、年貢以外に収入源を増やそうと、商業を育てる政策をとりました。
例えば、同業者組合である株仲間の結成・海産物の輸出を奨励したり、新田開発や鉱山開発に取り組みました。
そんな田沼のもとには便宜を図ってもらいたい商人などが、毎日のように訪れて賄賂を届けました。
田沼の権力は、相当なものだったのです。
もともと田沼は紀州藩の旗本の子として生まれたのですが、「破竹の勢い」で昇進しました。
ということで、今日は今出てきた「破竹の勢い」とは何を例えて言った言葉かという問題です。
「破竹の勢い」何を例えて言った言葉か?
青 -洪水
赤 -自身の軍
緑 -昆虫食は一口で
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ことば検定 答え
赤 -自身の軍
ことば検定 解説
きょうの解説
「破竹の勢い」とは、猛烈な勢いで進むことを言いますが、これは竹を割る様子から生まれた言葉です。
竹は少し割れ目を入れると、後は簡単に一気に割れます。
そんな勢いのことを「破竹の勢い」というようになりました。
由来は、中国の歴史書「晋書」にあります。
三国時代末期、魏を滅ぼした晋は呉に攻め込んで、あと少しで都を落とせるというところまで迫りました。
ただ、ここで〚一旦待とう」という意見が軍の大勢を占めたのです。
実は、ちょうど蒸し暑い雨期になってしまい、疫病を恐れたのです。
晋のある一人の将軍が「我が国の今の勢いがあれば、例えるなら竹に少し割れ目を入れれば、一気に割れるように勝つことが出来るはず」だと、そのまま進むことを主張したのです。
意見は受け入れられ、攻め落とすことが出来て、晋が呉を滅ぼしました。
前回の問題
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