「詳しい」元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日5月18日は、日付の語呂合わせで「ことばの日」です。
「気を置けない人」は、遠慮や気遣いをする必要がないという意味でプラスの評価をしているときに使う言葉です。
ただ文化庁の調査では、否定的な意味だと思ってる人が多いという結果が出ています。
全く逆の意味になってしまうので、この言葉が出てきたら誤解が生じていないか気をつける必要があるかもしれないです。
そして「せいぜい頑張って」も誤解を生みそうな言葉です。
あまり期待もしてないけれども、ちょっと皮肉や嫌味で言ってる風に受け取れる言葉ですが、ただ元々は力の及ぶ限りという意味で、純粋に応援する言葉が「せいぜい頑張って」でした。
やはり、言葉はどうしても時代によって意味が変わりますからね。
ということで、今日はそんな言葉の一つ「詳しい」の元々の意味は何かという問題です。
「詳しい」元々の意味は?
青 -狭い
赤 -美しい
緑 -ABくDE
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ことば検定 答え
赤 -美しい
ことば検定 解説
きょうの解説
「詳しい」という言葉は、奈良時代の使い方と、平安時代以降で意味が変わっています。
まずは、平安時代に書かれた「源氏物語」を見ます。
ー妹の君の事も くはしく問ひ給ふ
妹の君とは、恋焦がれている女の人のことです。
古語だと、妹は男性から見て妻や恋人・姉妹をいう言葉で、この文章は光源氏が人妻に恋をするもフラれて、その人のことを詳しく弟に聞くという場面です。
この「くはしく」は今と同じ意味"詳細に"という意味で使われています。
一方、奈良時代の「万葉集」だと「くはし妹」という言葉が使われています。
"詳細な女性"ということでは、意味が通じないです。
かつては、繊細で細やかなものを美しいとしていて、「くわしい」とは繊細で美しいという意味で使っていました。
それがのちに、詳細・委細という意味になりました。
前回の問題
□ 2021年度 1世帯あたり自転車保有台数 最少は?
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