温泉施設を表す「スパ」由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今日も「温泉」がテーマです。
マンガ「テルマエ・ロマエ」にも描かれたように、古代ローマ人も大の温泉好きだったようです。
その「テルマエ」というのが、ラテン語で「温泉」のことです。
イタリアにある温泉「テルメディ サトゥルニア」は、棚田みたいなところ全部が温泉になっているような施設もあります。
水着で入るので、囲いもなく開放感があります。
こんな風にヨーロッパには温泉がたくさんあって、一昨年世界遺産に「ヨーロッパの大温泉保養都市群」が登録されました。
なんと国境を越えて11ヶ所の温泉がまとめて登録されたのです。
そんなわけで、今日は温泉施設に使われる言葉「スパ」の由来は何かという問題です。
温泉施設を表す「スパ」由来は?
青 -医者
赤 -地名
緑 -切れ味抜群
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ことば検定 答え
赤 -地名
ことば検定 解説
きょうの解説
ヨーロッパの温泉
世界遺産になったヨーロッパの温泉ですが、中にはお湯に入るのではなく、違う使い方をする温泉もあります。
それが、温泉を飲む「温泉」です。
イタリアにある温泉「モンテカティーニ テルメ」では、4つの源泉から引いた水が飲めるようになっています。
それぞれ効能が違うので、医師に相談してどれをどのくらい飲むかを決めるんだそうです。
日本には「湯で治す」と書いて「湯治」という文化がありますが、ヨーロッパの「スパ」も同じように、温泉にしばらく滞在して体を休める施設です。
ベルギーの「スパ」という温泉地
そんな「スパ」という言葉が広まったのは18世紀です。
皇帝や貴族といった上流階級に、療養のためしばらく「スパ」に滞在するという文化生まれ、滞在すると元気になるらしいと評判になったそうです。
その場所が、ベルギーにある「スパ」です。
「スパ」という温泉地の地名が語源で、「スパ」はロシアのピョートル大帝や作家のヴィクトルユーゴーらが滞在したことで有名なり、その名は後に温泉施設を指す一般名詞にもなっているのです。
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