由来が「苗に関係」する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは9月27日、「新米」のシーズンですね。
「米」という名前の由来は、動詞の「込める」です。
豊作祈願や収穫祭では、米をお供えしますよね。
豊作祈願や収穫祭では、米をお供えしますよね。
米は、神様から授かった神秘的なものだと考えて、米には神秘的な力が"込められている"として、「米」と呼ぶようになったという説が有力です。
「米」が、特別な扱いをされていたということがわかりますよね。
苗から大切に育てられて、そして収穫された「新米」をありがたくいただきたいです。
ということで、今日は由来が「苗に関係する」言葉は次のうちどれかという問題です。
由来が「苗に関係」する言葉は?
青 -育む(はぐくむ)
赤 -助長
緑 -どうしておもてなし?
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ことば検定 答え
赤 -助長
ことば検定 解説
きょうの解説
「育む」とは
「育む」は、元々は「はくくむ」と言っていました。
「は くくむ」と切れる言葉です。
この「くくむ」は、"包む"の古語です。
「は」は、"鳥の羽"のことです。
「育む」は、"親鳥がひなをは羽で包んで育てること" から生まれた言葉で、苗は関係ありません。
「助長」とは
「助長」は、紀元前の中国の故事に由来します。
ある男が、田んぼの苗の成長が遅いことに気を揉んでいました。
その男は、なんとびっくりするようなことをやらかしました。
家に帰ると、こんなこと言いました。
「今日 病(つか)れたり 予(われ)苗を助けて長ぜしむと」
「今日 病(つか)れたり 予(われ)苗を助けて長ぜしむと」
「今日は疲れたよ 苗の成長を助けようと1つ1つ引っ張り上げてやったから」という意味です。
そうすると、苗は引っ張られて抜けてしまって、全部枯れてしまいました。
このことから、"無理に力を添えかえってこれを害すること(広辞苑から)" を「助長」と言い、その結果 "良くないことをさらに著しくしてしまうこと" を指すようになりました。]
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