「キザ」元々の意味は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きょう5月11日は、昭和17(1942)年に、"日本近代詩の父"萩原朔太郎が亡くなった日です。
その萩原朔太郎の親友と言えば、室生犀星です。
彼の「ふるさとは遠きにありて思うもの」はとても有名な言葉です。
彼の「ふるさとは遠きにありて思うもの」はとても有名な言葉です。
室生犀星は、金沢出身でこういう言葉を発したのではないでしょうか。
その犀星との初対面のとき、朔太郎は「繊細な美少年」を想像していたようです。
ところが、実際現れたのは、垢抜けない文学青年でがっかりしたそうです。
ところが、実際現れたのは、垢抜けない文学青年でがっかりしたそうです。
一方、犀星の朔太郎に対して抱いた第一印象とは、「なんてキザな虫唾が走る男だろう」という印象だったようです。
そんな二人が、生涯の友になるのですから、面白いものですよね。
そこで、今出てきた「キザ」は、元々どんな意味だったでしょうか。
きょうの問題
「キザ」元々の意味は?
青 -華やかなこと
赤 -心配なこと
緑 -ピラミッド
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きょうの答え
赤 -心配なこと
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「キザ」を漢字で書くと「気障」です。
実は、「キザ」は「きざわり」の略です。
「キザ」が使われ始めた江戸中期の洒落本にはこうあります。
「きざとは心がかりになることなり」
元々は、「心にかかる、苦になること、心配」ということで、必ずしも人に使う言葉ではなかったのです。
その後、心配とマイナスの感情が共通している、嫌な気分にさせることへと意味が広がって、さらに、その原因となる気取っていて嫌味にも使われるようになったとみられています。
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