大寒に「はなさく」とされるのは?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
昨日1月20日は「大寒」でした。
この「大寒」など、季節を表す言葉を「二十四節気」といいます。
元々は、古代中国の暦で1年を24に分けたものです。
元々は、古代中国の暦で1年を24に分けたものです。
だから「大寒」とは、昨日1月20日のことだけではなく、「立春」の前日2月3日までの期間のことでもあります。
さらにこの「二十四節気」を三つに分けたものを「七十二候」と言います。
ということは、一つの「候」はだいたい5日間ぐらいということになります。
昨日20日から24日までは「大寒」の初候で、「款冬華」と書いて「〇〇のはなさく」と読みます。
この時期、ある植物のツボミが顔を出すという意味ですが、では「何のはなさく」と言うのでしょうか?
この時期、ある植物のツボミが顔を出すという意味ですが、では「何のはなさく」と言うのでしょうか?
きょうの問題
大寒に「はなさく」とされるのは?
青 -もも
赤 -さざんか
緑 -ふき
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きょうの答え
緑 -ふき
【本日の 緑 のボケは?】
今日は、ボケはありません
きょうの解説
【大寒に「はなさく」とされるのは?】
「七十二候」にもも、さざんかも登場
「もも」「さざんか」も、「七十二候」に登場します。
「もも」は、3月の啓蟄のころ、3月10日から14日の5日間が、「桃初笑(ももはじめてさく)」という時候です。
また「さざんか」は、立冬のころ11月7日~11日の「山茶始開(つばきはじめてひらく)」という時候です。
「大寒」時期は「ふきのはなさく」
「ふき」ですが、ふきのとうを天ぷらにして食べたことがある人もいると思います。
ふきのとうは、花茎(かけい)といって花をつける茎のことで、ふきのとうが育つとその先に「ふき」の花をつけます。
ふきのとうは、花茎(かけい)といって花をつける茎のことで、ふきのとうが育つとその先に「ふき」の花をつけます。
ただし、ふきのとうは、地表に顔を出してすぐ、まだ小さいうちが美味しいです。
大きく育ったものは、食べごろを過ぎてしまいます。
年頃や時期を過ぎることを「とうが立つ」というのは、実はここから来ています。
私たちが食べる「ふき」は、ふきのとうの花が落ちた後、地下で繋がった別の場所から大きな葉が出てきて、この部分が私たちが食べる「ふき」です。
そして、ふきのとうが顔を出す時期は、寒い時期に雪の下からでも顔を出します。
昔は、ふきのとう全体が花に見えたのかもしれません。
ですから、「大寒」の今の時期は「款冬華(ふきのはなさく)」とも言うのです。
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