目上にふさわしい「賀詞」は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週のテーマは、年賀状のマナーです。
年賀状のあいさつのことを、「賀詞」といいます。
「賀詞」には、目上の方に出すときに、ふさわしいものとふさわしくないものがあります。
「賀詞」には、目上の方に出すときに、ふさわしいものとふさわしくないものがあります。
そこで、今回は目上に出すのにふさわしいが「賀詞」はどれでしょうかという問題です。
きょうの問題
目上にふさわしい「賀詞」は?
青 -謹賀新年
赤 -頌春
緑 -まことちゃん
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きょうの答え
青 -謹賀新年
【本日の 緑 のボケは?】
「賀詞(がし)」ではなく「グワシ」というボケでした
きょうの解説
【目上にふさわしい「賀詞」は?】
目上の方に送る場合の「賀詞」
目上の方に送る場合の「賀詞」で、大切なポイントは相手への敬意や丁寧さです。
中には、1文字の「賀詞」もあります。
有名なものとしては「壽」。
確かに、字としてはおめでたいのですが、相手への敬意は含まれていないです。
有名なものとしては「壽」。
確かに、字としてはおめでたいのですが、相手への敬意は含まれていないです。
次に、「頌春」。
この「頌」は"ほめたたえる"という意味です。
この「頌」は"ほめたたえる"という意味です。
"新しい年をほめたたえる"という意味で、これも相手への敬意は含まれていないです。
1文字や2文字の「賀詞」はNG
実は、1文字や2文字の「賀詞」は、目上に対してふさわしいとは言えないのです。
それに対して「謹賀新年」は、"謹んで新年をお祝い申し上げます"という意味になります。
この"謹む"に敬意が込められていますから、これは目上の方に出す場合に「賀詞」としてふさわしいです。
この"謹む"に敬意が込められていますから、これは目上の方に出す場合に「賀詞」としてふさわしいです。
また「あけましておめでとうございます」という文章の「賀詞」は丁寧で、目上の方に対してもOKです。
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