秋の季語はどれ?「菊挿す」「雁帰る」「障子貼る」
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょうは10月1日、きょうから10月ですね。
皆さん、秋の訪れを感じていますか。
秋を三つに分けた場合、暦の上では8月7日~9月6日までで初秋は終わり、現在は真ん中の仲秋です。
しかも仲秋も9月7日~10月7日の来週木曜まで、10月8日の金曜日からはもう晩秋なんです。
あっという間ですね。
秋は美味しいものが多いですし、芸術の秋、スポーツの秋などなど、趣味が楽しめる季節ですよね。
そんなわけで、きょうは秋の季語はどれかという問題です。
きょうの問題
秋の季語はどれ?「菊挿す」「雁帰る」「障子貼る」
青 -菊挿す
赤 -雁帰る
緑 -障子貼る
「ことば検定プラス」の解答を速報しています |
きょうの答え
緑 -障子貼る
【本日の 緑 のボケは?】
きょうはボケはありません
きょうの解説
【秋の季語は?】
「菊挿す」は夏の季語
菊は、秋を代表する花の一つですよね。
しかし、「菊挿す」とは、菊の苗の増やし方を表した言葉です。
同じ種類の菊を増やしたい場合、新芽の茎を5センチから10センチほどに切って、土に挿す"挿し芽"で増やすことができるそうです。
種類にもよりますが、"挿し芽"に適しているのは、梅雨の前後だそうで、つまりこれは「夏の季語」です。
「雁帰る」は春の季語
雁も秋のイメージがある鳥ですよね。
しかし、その雁が帰るのはいつでしょうか?
雁は、シベリアなど北の繁殖地から秋に日本へ渡ってきて冬を越し、再び北へ帰るのは春、つまりこれは「春の季語」です。
「障子貼る」は秋の季語
昔は、夏には風通しを良くするために障子を外し、冬が近づくと、新しい紙に張り替えて、寒さに備えました。
となれば、「障子貼る」の季節は秋で、「秋の季語」です、
そして、かつては障子を張り替えるために、まず障子を洗って、古い紙や汚れを落としていましたから、「障子洗う」という秋の季語もあるそうです。
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