江戸時代、多くの家に「南天」が植えられた理由は?
「ことば検定プラス」 -林修-
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林修先生の「ことば検定プラス」
今日はもう2月24日。
「1月は行く 2月は逃げる 3月は去る」と言われますが、それにしても早いですね。
そして、もう少しで見ごろが終わりそうなのが「南天」です。
冬でも青々とした葉を持ち、鮮やかな赤い実をつける「南天」は、平安時代に中国から伝えられた縁起ものです。
乾燥させた実は、咳止めなどの生薬としても使われてきました
乾燥させた実は、咳止めなどの生薬としても使われてきました
そして、江戸時代にはある理由により、多くの家に「寒天」が植えられていたと言われています。
ことば検定プラス 今日の問題
江戸時代、多くの家に「南天」が植えられた理由は?
【選択枝】
■ 火災を避ける
■ 薪に最適
■ 滑舌が悪すぎる
【ことば検定プラス】本日の解答
■ 火災を避ける
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【今日の■のボケは?】
「南天」ではなく、「なんて?ん?」だそうです。
【ことば検定プラス】林修先生の解説
【江戸時代、「南天」を多くの家が植えた理由は?】
「南天」が縁起物とされている理由
「南天」が縁起物とされている理由は、
まず、赤に魔よけの力があると考えられていたこと。
そして「南天」のように、冬も枯れない常緑樹は、生命力の象徴とされていたこと。
さらに「南天」は"難転"に通じ、"難を転じる"と考えられたことがあげられます。
江戸時代多くの家に南天が植えられた理由
そして、江戸時代、ほとんどの家に植えられていた最大の理由は、こんなふうに書かれてます。
植之庭中 可避火災 甚験
「和漢三才図会」(1712年) |
これは、江戸時代の百科事典「和漢三才図会」なんですけれども、
「これを庭中に植えなば、火災を避くべく甚だ験あり」
火災を避けられる。
しかも、大変効果があるとまで書かれています。
しかも、大変効果があるとまで書かれています。
実際には、火災を避けられることに根拠はないようですが、それだけ皆が、「南天」の力を信じていたということでしょう。
そして、赤飯には「南天」の葉が飾られますが、これは歯に殺菌効果があるためで、こちらはちゃんと根拠がある習慣なのです。
前回の「ことば検定プラス」
本日の出題
「お天気検定」
□ カンパチの名前の由来は?
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