
全国各地に出没「外来カミキリムシ」懸賞金1匹100円
【もっと知りたい!NEWS独自取材】
グッド!モーニング「もっと知りたい! NEWS独自取材」のコーナーで紹介された内容をご紹介しています。
外来カミキリムシ 懸賞金1匹100円
埼玉県の町がある害虫に1匹100円の懸賞金をつけ、駆除に乗り出しました。
桜に害を及ぼすやっかいな黒い虫による被害が全国に広がっています。
桜を枯らす外来害虫
「クビアカツヤカミキリ」が全国に拡大
入学式や花見など、日本の春を彩る桜が今、深刻な危機にさらされています。
原因は特定外来生物の「クビアカツヤカミキリ」です。
幼虫が木の内部を食い進み、最終的に木を枯らしてしまうこの害虫は、2012年に愛知県で初めて発見されて以来、17都道府県で発生を確認。
今年2月には新たに岐阜県でも発見されました。
埼玉県川島町
「1匹100円」の奨励金制度を開始
この害虫を食い止めようと、埼玉県川島町が今月1日から画期的な取り組みを始めました。
埼玉県内に住む人が駆除したクビアカツヤカミキリの成虫を役場の窓口に持ち込むと、1匹につき100円の奨励金を交付する制度です。
「お小遣い稼ぎに子どもと一緒に持ってきてみました」と話す親子の姿も見られ、子どもたちにとっては環境学習にもなっています。
近所を探して59匹を発見したという男性は「来年も桜が見られなくなるのは悲しい。来年のためにも捕れればいいと思いました」と話し、家族3人で獲得した奨励金を使ってお寿司を楽しんだそうです。
制度への反響は予想以上で、担当者は「予算がすでに上限を超えてしまっていて、これはちょっと参ったなと思いました」と苦笑い。
追加予算の見通しは立っていないものの、当面は継続する予定だといいます。
部活動で駆除に取り組む高校も
埼玉県では3年前から部活動の一環としてクビアカツヤカミキリの捕獲を行っている学校(正智深谷高校)もあります。
顧問の先生は「いつも活動している唐沢川の桜並木は、この3年でほとんど枯れてしまい、57本あった木が今は13本しか残っていない」と被害の深刻さを語ります。
捕獲活動を続ける中で、ある法則も見えてきました。
「雨の日は飛来しないが、雨上がりの翌日に気温が上がった晴れの日は非常によく来る」とのことで、取材を行った日は条件が揃い2時間で122匹を捕獲することができました。
クビアカツヤカミキリの駆除を目的とした取り組みは他の自治体にも広がっており、大阪府では今月から週末に捕獲数を競うイベントを開催しています。
NEWS独自取材まとめ
一匹100円という身近な仕掛けが、地域全体を巻き込んだ桜の保護活動につながっています。
子どもから大人まで参加できるこの取り組みが、全国の桜を守る大きな力になっていくことが期待されます。
お住まいの地域でも、クビアカツヤカミキリを見かけた際はぜひ自治体に相談してみてください。
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