
「血税」元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。 *解答予想が出ていない場合は、再読み込みを繰り返してください。 |
ことば検定 問題
きょう3月17日まで受け付けているのが、令和6年分所得税の確定申告です。
この前の年、令和5年度の国の税収のうち、所得税収は3割強の22兆530億円でした。
所得税が導入されたのは、明治20年です。
大日本帝国憲法ができたのが明治22年ですから、憲法よりも早かったのです。
その最初の所得税を1番多く納めたのは、1位が岩崎久弥の70万円、2位が岩崎弥之助の25万円でした。
三菱財閥の基礎を築いた岩崎弥太郎の長男と弟です。
同じタイミングで、渋沢栄一が10万円に満たなかったので、いかに2人が抜きん出たかが分かります。
そんな税金について、苦労して納めるイメージで「血税」という言葉があります。
実は、元々は別の意味で使われていたのですが、それは何かという問題です。
「血税」元々の意味は?
青 -兵役
赤 ⁻医療費
緑 -参加の皆さん
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ことば検定 答え
青 -兵役
<今日の緑のボケ> 「けつぜい(血税)」ではなく「けつぜい(欠勢)」 |
ことば検定 解説
きょうの解説
明治時代に大隈重信はこんな演説をしています。
「人民は強制されて血税の義務を負い その上に多額の租税を負担する」
今の感覚だと、少し変な文章に感じます。
血税の上にまた租税というのは、同じことを2回くりかえしているような印象を受けます。
ただ、当時は前半部分が今とは違う意味で使われていました。、
「血税」という言葉は、明治5年に政府が出した国民向けの文書「大政官告諭」で使われていて、その意味の方が浸透していました。
それが、こちらです。
「西人之を称して血税といふ 其生血を以て国に報ずるの謂なり」
西人は西洋という意味ですが、"西人これを称して血税という、その血で国に報いる"ということを言っています。
これは、満20歳以上の男性に身分に関係なく3年間の兵役を課すということを知らせる文書です。
これが、後に血の出るような苦労をして納める税金を指す意味で使われるようになったのです。
前回の問題

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