「恋」元々はどんな対象に使っていた?【ことば検定スマート】
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「恋」元々はどんな対象に使っていた?
【ことば検定】今日の問題と答え

グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。

*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。

 

 

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ことば検定 問題 

 

きょう10月30日は、島崎藤村が「初恋」という詩を発表したことから「初恋の日」です。

ー「初恋」から
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに 見えしとき
前にさしたる 花櫛の
花ある君と 思ひけり

この詩は、当時の若者に大きな反響を呼びました。
当時はまだ、自由に恋愛をするには珍しい時代で、心のままに恋する様子を、新しい感覚と皆がとらえたのです。

ただ、この島崎藤村はこの後で自由すぎる恋をして、大きな批判を浴びました。
最初の妻が亡くなった後、子どもの世話をしてもらっていた21歳下の姪に手を出して妊娠させてしまいます。
しかも、その後逃げて、洗いざらい小説の題材として書いてしまうのです。

ところで、この「恋」という言葉ですが、元々は今より対象の幅が広い言葉だったのです。
では、それはどんな対象に使われる言葉だったかという問題です。

 

「恋」元々はどんな対象に使っていた?

   -世話をしたい
   -目の前にない
   -六六魚(りくりくぎょ)

 

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ことば検定 答え

   -目の前にない

 

<今日の緑のボケ>
六六魚(りくりくぎょ)というのは、こい(鯉)の別名で、うろこが36枚あるとされることから、九九の6×6=36にちなんでいるそうです。

 

 

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ことば検定  解説

きょうの解説

 

「恋」は、現存する最古の歌集「万葉集」にも出てきます。

ー「万葉集」から
桜花 時は過ぎねど 見る人の
恋の盛りと 今し散るらむ

桜の花はまだ散る時期ではないが、見る人の恋の盛りが今だとばかりに散ってしまうのだろうかといった内容です。

ここで恋の対象になっているのは、桜の花です。
このように、恋は元々人間以外にも植物・季節・土地などを思い慕う気持ちに使われていました。
となると、その対象は自分の近くにないものなのです。
今でも「恋しい」という言葉には、この意味合いが残っています。

 

 

 

前回の問題

-これまで出題されたことば検定-

 

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