「かつお節」どんな武士をたとえた言葉?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう10月28日は「おだしの日」です。
だしは、かつお節や昆布などでとります。
そのうちの一つ「かつお節」を作るには、完成までにいくつもの工程があります。
まず、下ろしたかつおを茹でるか、あるいは蒸すかして骨を取り、いぶして乾かし、腐らないように人体には無害のカビをつけた後、日光で乾かして完成です。
こういった製法は、江戸時代に角屋甚太郎という人物が考案しました。
その甚太郎が亡くなったのが10月28日だったので、今日は「おだしの日」だそうです。
江戸時代には、武士のある特徴を例えて「かつお節」と言うこともあったのですが、それはどんな人のことを言ったのかという問題です。
「かつお節」どんな武士をたとえた言葉?
青 -よく仕える
赤 -頑固
緑 -炭素の揚げ物
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -よく仕える
ことば検定 解説
きょうの解説
鰹(かつお)で作る「なまり節」というものがあります。
半乾燥の状態で、手でほぐすことができるほど柔らかいものです。
その特徴から、力が弱く意気地がないなど、なまくらな武士のことを"鈍い"という字で「鈍武士(なまりぶし)」と罵ることがありました。
一方、かつお節は釘を打てるほど堅いといわれ、その特徴から今日の答えの意味ができました。
江戸時代小説「仮名草子・よだれかけ」を確認してみると…。
ーよきさぶらひといふは、(略)
義をみがきさきとして信、
私欲の心をけずり(略)
人にかつをぶしともいはる
「義」とは、物事の道理や筋のことです。
「信」は、欺かないことを意味します。
つまり、"私欲の心を削り、人にかつおぶし"とも言われる武士は、主君に忠実な武士を例えた言葉です。
前回の問題
ここを素早く見つけるコツで~す
①「見聞録 KENBUNROKU」をブックマーク
② Googleなどの検索エンジンで「クイズの文章」で検索する
*クイズ文の前後に見聞録と入れると見つかりやすくなるかもしれません
(注) 当ブログを転載している海外スパムサイトにご注意ください
今月のプレゼントと応募方法