「ショートショート」誕生したきっかけは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょうは、SF作家の星新一をご紹介します。
星新一といえば、「ショートショートの神様」と呼ばれています。
「ショートショート」とは、「超短編小説」のことです。
短いだけではなく、オチも重要です。
ブラックユーモアやサスペンス性など、気の利いたオチがポイントです。
短い文章の中で、起承転結を作るのはやっぱり難しいのです。
昭和のサスペンスの巨匠・松本清張でさえ「自分には合わない」と話しました。
逆に、清張は長編作品が得意でした。
そんな「ショートショート」を生涯で、1000作品以上生み出したのが星新一でした。
そして「ショートショート」というジャンルが生まれたのは、1920年代以降とされるのですが、今日はその「ショートショート」が誕生したきっかけは何かという問題です。
「ショートショート」誕生したきっかけは?
青 -原稿用紙の節約
赤 -雑誌の戦略
緑 -遊撃手に立候補
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ことば検定 答え
赤 -雑誌の戦略
ことば検定 解説
きょうの解説
「ショートショート」はアメリカ生まれとされ、作家のサマセット・モームがその誕生のいきさつを解説しています。
ー「物語の続きを、広告の間を探し回らずに、読むことが出来る作品があれば、読者はさぞ喜ぶだろう」
当時のアメリカの雑誌は最初の方だけカラーで、いろいろな記事や小説の冒頭部分だけを載せて、残りは広告をはさんで後ろの方に載せることが多かったのです。
ただ、この形式は読者にとって読みにくいものでした。
物語の途中で中断されて、別のページを探さないといけないので、集中しにくいものでした。
しかし、広告を載せないといけないので、雑誌側としてはやむを得なかったようです。
あるとき、そんな慣例を「コスモポリタン」という雑誌の編集長が破りました。
彼は売れっ子作家だったサマセット・モームに、見開き1ページで完結する小説をオーダーしたのです。
こうして、読者にとって読みやすくしたのです。
書く方にすれば、短いので苦労もあったようですが、この構成は評判を呼んで、のちに他の雑誌でも真似されるようになりました。
こうして短い小説に「ショートショート」という名前がつけられるようになったのです。
前回の問題
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