「にせ」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
明後日7月3日は、およそ20年ぶりに新しいお札が発行されます。
1万円札は渋沢栄一、5千円札は津田梅子、千円札は北里柴三郎が描かれています。
これまでのお札も、引き続き使えますから、詐欺にくれぐれも引っかからないようにしてください。
今回のお札から導入された、新たな偽造防止技術があります。
渋沢栄一の肖像の3D画像が回転するホログラムで、これは世界で初めてお札に使われた最先端の偽造防止技術だそうです。
日本で一年間に偽札は、去年だけで681枚見つかっています。
自分でカラーコピーした偽札で、ウーバーイーツの配達員に支払おうとして捕まった例もあるそうです。
偽札作りは、通貨に対する信用を脅かす犯罪として、特に重い罪とされています。
今日はそんな偽札の「にせ」という言葉の由来は何かという問題です。
「にせ」の由来は?
青 -二つ
赤 -だます
緑 -まねる
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ことば検定 答え
緑 -まねる
ことば検定 解説
きょうの解説
広辞苑で「にせ」を引いてみると、"「似す」の連用系から"とあります。
「似す」は"似せる" "まねる"という意味です。
漢字だと、贋作の「贋」や「偽」という字ですし、偽札や偽物などという言葉がありますから、「にせ」にはどこか悪く意味が含まれているというイメージがあります。
ただ、元々の意味は、本物のように見せかけることや、そのもので、必ずしも悪い意味は含まれていません。
例えば、「似せ絵」と呼ばれる肖像画が、平安時代から鎌倉時代にかけて流行しました。
いかに実物に似せて、写実的に描くことがポイントでした。
ただ、いくら似せても実物ではないのが「にせ」です。
そこで、江戸時代ごろから「にせ侍」「にせ手形」のように、悪意を含んだ「にせ」が使われるようになりました。
現在はどちらかというと、こちらの悪い意味の方が主流になっています。
前回の問題
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