「バリケード」の語源は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は3月28日、この春、学校を卒業された皆さんおめでとうございます。
東京大学の昭和43年の卒業式は、本来なら56年前の3月28日に予定されていましたが、土壇場で中止になりました。
この年の1月に医学部の学生が研修医の待遇などを巡ってストライキを起こし、卒業式の前日に安田講堂を占拠したため、卒業式が中止されたのです。
この時、式に出席予定だったのが、歌手の加藤登紀子さんです。
東大生の時に歌手デビューした加藤さんは、卒業まで6年かかったそうですが、本来ならこの卒業式に振袖を着る予定でした。
安田講堂事件はこの翌年、学生が机やロッカーを積み重ねて対抗する様子がよく見られたのですが、こうやって作る壁を「バリケード」と言います。
今日はその「バリケード」の語源は何かという問題です。
「バリケード」の語源は?
青 -樽
赤 -レンガ
緑 -とても些細
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ことば検定 答え
青 -樽
ことば検定 解説
きょうの解説
「バリケード」は、16世紀に出来た言葉です。
当時、キリスト教の宗教上の対立から、貴族の政治闘争になったユグノー戦争がフランスで長く続いていました。
この中で、パリの市民と国王軍との間に、バリケード事件と呼ばれる衝突が起きたのです。
「バリケード」を築いたのは市民でした。
当時、パリでは市民が今日の答え「樽」を使って、バリケードを築くことが多かったのです。
「樽」を英語では「バレル(barrel)」と言います。
液体の体積を表すバレルという言葉もあります。
大きな「樽」に土を詰めて「バリケード」を築いて対抗したのです。
「バリケード」は「樽」を並べて作ったという意味なのです。
前回の問題
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