「放送」という言葉の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日3月22日は、大正14年に日本で初めてのラジオ放送が行われた「放送記念日」です。
ラジオの放送が始まったきっかけは、2年前の関東大震災です。
災害が起きた時に、正しい情報を早く伝えるのにラジオが必要だと言われるようになりました。
そんな最初のラジオ放送は、東京の芝浦から電波を送りました。
この時は、あくまでも試験放送で仮のスタジオからでした。
その後、本格的なスタジオが愛宕山に作られ、本放送が始まりました。
愛宕山はその名の通り自然の山で、東京23区で一番高いです。
というわけで、今日は「放送」という言葉の由来はという問題です。
「放送」という言葉の由来は?
青 -飛行機
赤 -船
緑 -興味ない相づち
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ことば検定 答え
赤 -船
ことば検定 解説
きょうの解説
ラジオは日本で大正14年に始まりましたが、世界初の放送はアメリカです。
英語で「放送」は、「ブロードキャスティング(broadcasting)」です。
日本でラジオの放送が始まる前に、この「ブロードキャスティング」をど日本語にのように日本語に訳すのかと議論がなされました。
この時、公布や拡散といった言葉も検討されていたようです。
公布も拡散も広く知らせることを指す言葉ですから、どれが採用されてもおかしくはなかったでしょう。
ただ決め手になったのは、当時すでに無線を使う分野で「放送」という言葉を使う習慣が定着していたことです。
特定の船に対して相手を確認して送る無線では無く、通信圏内にある全ての船を対象に一斉に送る無線のことを「放送」と言っていたそうです。
ラジオもテレビも相手を特定せずに放ち送りますから、ぴったりの言葉だったと言っていいでしょう。
前回の問題
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