「留守」元々の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう1月26日は日付の語呂合わせで、「1ドア2ロックの日」です。
防犯の標語で、1つのドアに2つの鍵をかけようというものです。
窃盗犯は侵入に5分以上かかると7割が犯行をあきらめるという統計もあり、防犯上有効とされています。
そんな鍵に由来があるとされる婚約の印が、婚約指輪です。
古代ローマでは、鍵を指輪の形にした物を意中の人に渡し、婚約の印としたそうです。
また古代ヨーロッパでは鍵を持っていれば、家の中のことを主人の留守中代わりに担う権利があるとされていました。
そんな鍵にちなんで「留守」という言葉のもともとの意味は何かという問題です。
「留守」元々の意味は?
青 -水を守る
赤 -政治を行う
緑 -注意散漫
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ことば検定 答え
赤 -政治を行う
ことば検定 解説
きょうの解説
緑のボケの選択肢は「注意散漫」は「留守」ではなく「ルーズ」です。
ちなみに「注意散漫」なことを指す意味で「留守」という言い方をすることもあります。
「口を聞けば手元が留守になります」というと、注意力散漫になります。
おしゃべりに夢中で、手に注意がいってないという少し皮肉を込めた言葉です。
これは江戸時代から使われた意味で、もともとの意味ではないので、この「注意散漫」はいつもの通りのダジャレです。
「留守」を漢字で書くと、"留まって守る"ですが、もともと守っていたものは都です。
由来は、中国で王が都を不在にする時に、都に留まり代わりに政治を行うことを意味する言葉でした。
日本に言葉が伝わった時も、最初は天皇が不在の時に都に留まって政治を行う意味で使われていたのです。
その後、"王や主人がいない"という意味に重点が置かれ、鎌倉時代以降に不在の意味で使われるようになったと言われています。
前回の問題
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