「ボランティア」最初どんな人を指す言葉?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
今日は1月17日は、防災とボランティアの日です。
そう決まったきっかけは、阪神淡路大震災です。
1995年に起きた都市直下型の地震は、建物の倒壊などで多くの死者や行方不明者を出しました。
避難所で生活を送った人も、ピーク時にはおよそ31万人もいたのです。
ひどい災害でしたが、被害の大きさを目にした人がボランティアとして全国から集まり、のちにこの年は「ボランティア元年」と呼ばれるようになりました。
震災後1ヶ月間に駆け付けたボランティアは1日平均およそ2万人、1年間だと137万人以上でした。
ということで、今日は「ボランティア」は最初どんな人を指す言葉だったかという問題です。
「ボランティア」最初どんな人を指す言葉?
青 -志願兵
赤 -季節労働者
緑 -守備的MFなんや?
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ことば検定 答え
青 -志願兵
ことば検定 解説
きょうの解説
明治18年の文献に「ボランティア」は、「ボリユンテーア」と出てきて、これが日本語で最初に使われた例だとみられています。
当時イギリスに留学していた矢野龍溪が、現地の事情を伝えた文章です。
「自ら奮て出る『ボリユンテーア』は無きか」(「龍動通信」から)
日本の文化を正しく紹介すべきだとして、"自ら奮い出るのボランティアはいないか"と言っているのです。
英語の「ボランティア(volunteer)」は、ラテン語の"自由意志"を意味する単語が由来です。
そして、フランス語を経て、17世紀のイギリスで英語に取り入れられました。
それは、自由な意思で参加する人に対して使われました。
徴兵されて参加する人と、自発的に軍事に携わる人を分けて言ったのです。
その後、どんな分野でも自発的な行動全般に使われるようになりました。
前回の問題
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