「紺屋の明後日」の意味は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう11月16日は、日付の語呂合わせで「いいいろの日」です。
「カラーマーケティング」という言葉を、聞いたことありますか?
色の持つ効果を利用した販売方法です。
例えば、「SALE」という言葉の場合、買いたい気持ちにさせるのが赤色です。
赤は、人の気持ちを興奮させ、刺激をもたらすようです。
また、時間の経過を早く感じさせる色でもあるので、以前はファストフード店の内装に使われることが多かったそうです。
そして、明治時代 日本にやってきた外国人が、日本をある色にあふれていると驚きました。
それが、藍色です。
江戸時代は、ぜいたくを禁じた奢侈(しゃし)禁止令が何度も出されましたが、藍色はOKだったので、染めといえば藍染めを指すほどでした。
そして、その藍染めから布を染める職業を「紺屋」と呼んだのですが、今日は「紺屋の明後日」とはどんな意味かという問題です。
「紺屋の明後日」の意味は?
青 -細部まで丁寧
赤 -あてにならない
緑 -今宵原っぱを探して
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -あてにならない
ことば検定 解説
きょうの解説
東京の神田駅の近くに、今でも紺屋町という地名が残っています。
江戸時代に染物屋が軒を連ねていて、町内には藍染川という小川も流れていました。
ここで、染物の布を洗い流していたのです。
その紺屋町を、江戸時代に歌川広重が「名所江戸百景 神田紺屋町」で描いてます。
きれいな藍の色に染めた布が垂れ下げられたものと、その背景には富士山も描かれています。
染めた布を干すために、垂れ下げられているのです。
では、紺屋の仕事が進まないと言えば、雨の日です。
雨が降ると、干すことができないからです。
そんな紺屋が「明後日に仕上げますよ」と言ったら、確実に仕上がると思いますか?
「紺屋の明後日」とは、天気次第で仕事が遅れがちな紺屋が、客の催促に「明後日には」と言って、期日を引き延ばすことに由来し、約束の期限があてにならないことを言う言葉です。
前回の問題
ここを素早く見つけるコツで~す
①「見聞録 KENBUNROKU」をブックマーク
② Googleなどの検索エンジンで「クイズの文章」で検索する
*クイズ文の前後に見聞録と入れると見つかりやすくなるかもしれません
(注) 当ブログを転載している海外スパムサイトにご注意ください
今月のプレゼントと応募方法