「にんじんで行水」どんな意味?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう8月31日は、「831(やさい)」の語呂合わせで「野菜の日」です。
野菜は一日に350g摂ると良いと言われています。
調査では、日本人はあと70gぐらい足りていないそうです。
そこであと一皿野菜を摂って、この70gを補ってもらおうと厚生労働省は呼び掛けています。
しかも、野菜なら何でもいいというわけではなくて、120gはニンジンやカボチャ、ほうれん草などの緑黄色野菜が推奨されています。
今日は、そんな緑黄色野菜の代表ニンジンがつく言葉の問題です。
「にんじんで行水」とはどんな意味でしょうか?
「にんじんで行水」どんな意味?
青 -意味がないこと
赤 -医療の限り治療
緑 -忍法水攻めの術
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
赤 -医療の限り治療
ことば検定 解説
きょうの解説
にんじんの原産はアフガニスタンです。
そこから、東西に広がりました。
西に広がりオレンジ色で太くなったのが西洋にんじん。
そして、東に広がって赤っぽく細長くなったのが東洋にんじんです。
日本に早く伝わったのは東洋にんじんの方で、江戸時代ごろに中国から伝わりました。
その日本には、当時すでに滋養強壮によいとされていた朝鮮人参がありました。
朝鮮人参というのは、値段が高い薬草として知られていました。
そして、「にんじん飲んで首くくる」という言葉もありました。
値段の高い朝鮮人参を無理して買って病気を治したものの。身分不相応な出費でかえって身を滅ぼしてしまうという意味の言葉です。
今日の問題の「にんじん」も朝鮮人参のことです。
行水とは、水浴びをすることを言いますが、この言葉は朝鮮人参を煎じた汁を浴びるほど飲むという意味で、そこから惜しみなく医薬を用いて最高の治療をすることの例えになりました。
前回の問題
今月のプレゼントと応募方法