江戸時代に人気の「宮島」土産は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
*正式な解答が出るまでは、解答予想となりますのであらかじめご了承ください。
ことば検定 問題
きょう7月21日は「日本三景の日」です。
今日は、広島の宮島についてお話します。
宮島にある有名な神社と言えば厳島神社です。
印象的なのは何といっても、海の中の鳥居です。
なぜ海の中に建てられたかというと、島全体が神の住む島と崇められていたので、島そのものを傷つけないようにと、潮が満ち引きする所に建てたそうです。
多くの観光客が訪れる宮島で人気のお菓子といえば「もみじ饅頭」ですが、明治39年から作られているそうです。
今日は、宮島のお土産で、江戸時代に人気だったものは何かという問題です。
江戸時代に人気の「宮島」土産は?
青 -楊枝
赤 -茶碗
緑 -飼い猫マウント
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ことば検定 答え
青 -楊枝
ことば検定 解説
きょうの解説
宮島で盛んな木工細工
宮島には船で行くのですが、昭和30年代に「動く水族館」と呼ばれた変わった船がありました。
船底の一部がガラス張りになっていて、海の中を見ることができたそうです。
デザインも凝っていて、寄せ木造りという木彫りの仏像を作る方法で出来ていました。
宮島では木工細工が盛んで、鎌倉時代に神社を建てるために集められた宮大工の流れを受け継ぐと言われています。
中国山地が近いので、材料の入手も容易だったのでしょう。
宮島で最も古い土産物「色楊枝」
そんな職人たちが、江戸時代に作った小さくて軽く日持ちのするお土産が大人気になりました。
「色楊枝」と言って、宮島には「楊枝献上式」という神様に1年分の白いお箸を捧げる儀式があり、その神事にちなんで作られたものだそうです。
ひのきやけやきが原料で、先端には鹿や猿などがあしらわれています。
宮島で最も古い土産物と言われていて、明治30年頃までは製造されていたのですが、その後 後継者がなく、残念ながら今では作られてないそうです。
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