「デザート」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
今日は6月9日、昨日は「パティシエ」についてお話ししました。
「パティシエ」が作るのはスイーツです。
日本では、いつ頃からお菓子の意味で使われるようになったと思いますか?
広辞苑だと、2008年の第六版で初めて掲載されました。
もちろん辞書に載ったのは、本当に普及してからですが、いずれにしてもそんなに昔から使われている言葉ではありません。
雑誌だと、1991年に出た「HANAKO」が和菓子と洋菓子店をまとめた紹介ページで「スイーツ」と言う言葉を使っていて、どうやらそのころから若い女性の間では、お菓子の意味で使われるようになったようです。
そしてフルコースの食事の最後に食べる甘いものとなると「デザート」と言うことが多いです。
そこで、今日は「デザート」の由来はという問題です。
「デザート」の由来は?
青 -砂漠
赤 -片付ける
緑 -革製品普及が公約
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ことば検定 答え
赤 -片付ける
ことば検定 解説
きょうの解説
「砂漠」とは
砂漠を英語でいうと「desert」で、食べる方のデザートは「dessert」で、発音も似てます。
砂漠を表す英語にsがひとつ増えると、デザートと呼んでいるものを表す英語の単語になります。
これらは、どちらも元々はフランス語です。
砂漠は「(仏)ディゼール(desert)」というのが元のフランス語で「ディ(de)」は離す、そして「ゼール(sert)」は結びつくで、結びつきから離れたもの、捨てられたものと意味が変化して、人の住まない不毛の地、つまり砂漠を表わす言葉になりました。
「デザート」とは
一方、デザートの方は「(仏)デセヴィール(desservir)」というのが元のフランス語で、後半の「セヴィール」は英語だとサービスのことで、日本語だと給仕するという意味になります。
「ディ(de)」は離すという意味なので、「デセヴィール」は、給仕した皿を離す、つまり「片付ける」という意味なのです。
デザートは、お皿を片付けた後に出されるものという意味だったのです。
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