「篠突く雨」、どんな雨?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは5月2日、きのう1日は「語彙の日でしたので、きょうも「語彙」がテーマです。
「五風十雨」とは、五日に一度風が吹いて十日に一度雨が降ると、農作物は天候に恵まれよく実るということです。
これが転じて、「天下泰平」という意味になりました。
「雨に沐(かみあら)い雨に櫛(くしけず)る」という言葉は、天気には関係なく例えです。
雨や風にさらされて苦労を重ねるという意味です。
「狐の嫁入り」とは、陽がさしているのにパラパラと降る雨のことです。
他に、雨を表す表現はいっぱいあるのですが、今日は「篠突く雨」と言えば、どんな雨のことを言うのかという問題です。
「篠突く雨」、どんな雨?
青 -霧雨
赤 -土砂降り
緑 -姉ちゃん結婚式
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ことば検定 答え
赤 -土砂降り
ことば検定 解説
きょうの解説
「篠突く雨」とは
「篠突く雨」の「篠」とは、何のことかおわかりですか?
平安時代から庶民に使われてきた笛で「篠笛」があります。
獅子舞や歌舞伎のお囃子に使われ、素材は竹です。
篠竹という茎の細い竹で出来ています。
動物園では、パンダのえさとしてあげることもあるそうです。
土砂降りを表現した言葉
この竹は細長く、節と節の間が長いため、かつては弓矢を作るのにも使われていました。
この竹を雨に見立てると、大降りの雨に見えます。
「篠突く雨」は、篠竹が地面を突くような雨ということで、雨が地面にたたきつけるような土砂降りを表現した言葉です。
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