「麻婆豆腐」名前の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょう4月20日は、ある料理に関する記念日です。
中国の4大料理といえば、北京料理、上海者料理、広東料理とあと一つは、四川料理です。
そして、今日4月20日は「四川料理の日」です。
四川料理というと、辛いイメージがありますが、なぜそんなに辛いのでしょうか?
それは、四川の周りが山に囲まれた盆地なので、夏は蒸し暑く、そして冬はとても寒いのです。
そこで、夏バテや冬の寒さに対抗するため、辛い料理が発達したと言われています。
また、海から遠いので保存法が発達し、香辛料を使うようになったとも言われています。
そんな辛い四川料理の一つ「麻婆豆腐」の名前の由来は何かというのが今日の問題です。
「麻婆豆腐」名前の由来は?
青 -あばた
赤 -魔法
緑 -あっという間に球場
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ことば検定 答え
青 -あばた
ことば検定 解説
きょうの解説
日本で「麻婆豆腐」が始まったのは
「麻婆豆腐」が始まったのは、昭和30年代からです。
昭和30年代に、国から日本へ来て、四川料理レストランを開いた陳建民さんが広めたと言われています。
当時は、まだ四川料理に不可欠な香辛料を手に入れるのも難しい時代でした。
それに日本人の舌が、まだ本場の味に慣れていなかったので、陳建民さんはこんな風に言っていました。
「私の中華料理、少し嘘ある。でも、いい嘘」
これは、本場の四川料理はもっと辛いけど、日本人のためにちょっと優しい味にしているという意味です。
四川省成都で生まれた麻婆豆腐
「麻婆豆腐」は、四川省の都・成都で、今から150年以上前に生まれました。
中国各地の古典料理を網羅した本に「陳麻婆豆腐」と載っています。
この「陳」は作った人の名前、「麻」は薄いあばたを指し、「婆」は妻という意味があります。
すべてまとめると、薄いあばたの妻が作った豆腐料理というのが、「麻婆豆腐」の由来でした。
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