由来が「家に関係」する言葉は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは3月9日、昨日8日は「町家の日」で、町家の話をしました。
白川郷には合掌造りと呼ばれる家があります。
豪雪地帯ですから、雪が自然に落ちる屋根の勾配になっています。
どうして合掌造りと呼ばれているのかというと、合掌の形を作ってみるとわかります。
合掌した時に、手首から肘の形を見ると、ちょうど三角形になっています。
これが合掌造りと呼ばれている由来です。
今日は、由来が家に関係する言葉はどれかという問題です。
由来が「家に関係」する言葉は?
青 -やさぐれる
赤 -がらんどう
緑 -待望の新人
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ことば検定 答え
青 -やさぐれる
ことば検定 解説
きょうの解説
「がらんどう」とは
「がらんどう」から解説します。
深夜の体育館は「がらんどうだ」と言ったら、家や部屋などが何もなくて広々としている様子です。
語源は諸説ありますが、からっぽなどを意味する「カラ(空・虚)」からだ転じたとする説や、寺院の中で「伽藍神」を祭ってあるお堂が語源という説もあります。
「やさぐれる」とは
一方、「やさぐれる」とは、少しひねくれてしまうような意味で使うことが多いです。
ただ、元々は全く違う意味だったようです。
例えば、刑事ドラマで「ヤサが割れました」と言うと「家がわかった」という意味で使います。
なぜ「ヤサ」が 家のことを指すかと言うと、刀のさやに語源があります。
刀にとってのさやは家ですから、それを逆から読んだのです。
例えば、話のネタは、あれは元々種(たね)のことで、逆から読んでネタになったのです。
それと同じパータンです。
ということで、「やさぐれる」は「やさから出る」「家から出る」というのが由来で、今でも " 家出してふらつく"という意味があります。
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