「春の海」有名になったきっかけは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
お正月になるとよく聞くことが多い「♪春の海」。
元々は、皇居で行われる歌会始のお題にちなんで作られた曲です。
実は、ここまで有名になったのには、あるきっかけがあったようです。
今日は、そのきっかけとは何かという問題です。
「春の海」有名になったきっかけは?
青 -歌舞伎俳優
赤 -海外の音楽家
緑 -背中の湿布
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ことば検定 答え
赤 -海外の音楽家
ことば検定 解説
きょうの解説
「♪ 春の海」とは
「♪ 春の海」は、昭和4(1929)年に作られた曲で、比較的新しい曲です。
「♪ 春の海」を聞いて、伝統的かそれとも現代的かどちらの印象を受けますか?
ほとんどの方が、伝統的な印象を受けると思います。
ところが、発表当初はかなり斬新な曲として受け取られたようです。
というのも、伝統的な筝曲というのは、琴と三味線に尺八が加わるスタイルだったのに対し、この曲は琴と尺八の二重奏なのです。
当時、これはかなり新しい試みで、しばらくは高く評価されたとは言い難い状況だったようです。
「♪ 春の海」に訪れた転機
ところが、昭和7(1932)年に、フランスのヴァイオリニスト ルネ・シュメーによって転機が訪れます。
「♪春の海」をいたく気に入ったルネ・シュメーのラブコールで、作曲家 宮城道雄さん2人の共演による演奏会が実現しました。
尺八のパートをヴァイオリンにアレンジした2人の演奏を録音したレコードは大ヒットし、アメリカやフランスでも発売されたそうです。
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