「お玉」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは、12月20日。
気づけば、今年も残すところ10日ほどとなりました。
12月の別名は「師走」と言います。
「師走」の由来はいろいろありますが、「師」とは僧侶のことで、僧侶が家々を奔走する月とする説が有名です。
それだけ、年末は慌ただしいということです。
そして寒い中、忙しく年始の準備を終えた後は、温かい鍋をつついてほっこりなんてのもいいです。
そんな鍋料理をする際になくてはならないのが、「お玉」です。
今日はその「お玉」という名前の由来は何かという問題です。
「お玉」の由来は?
青 -神社
赤 -カエルの子
緑 -猫にあいさつ
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ことば検定 答え
青 -神社
ことば検定 解説
きょうの解説
「お玉」の正式名称は、「お玉じゃくし」と言います。
ただ「お玉じゃくし」といえばカエルの子ですが、こちらが「お玉じゃくし」で形が似ていたからカエルの子も「お玉じゃくし」と呼ばれるようになりました。
そもそも、ご飯や汁などをすくう道具は「杓子(しゃくし)」と呼ばれていました。
それが、「お玉じゃくし」となったのは、あるものの影響が大きいと言われています。
奈良時代に元正天皇が病気になった際に、ご飯とともに杓子が献上されると、病気がたちまち治ったという言い伝えがあります。
実は、この杓子を献上したのが現在の滋賀県にある神社「多賀大社」の神主でした。
そこから、多賀大社のありがたい杓子は、「お多賀杓子」と呼ばれ、長生きのお守りとして大人気になりました。
それが転じて、「お玉じゃくし」になったとする説が有力です。
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