「サイレン」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
9月9日は、日にちの語呂合わせで「救急の日」です。
去年1年間の救急車の出動件数は、およそ619万件でした(総務省消防庁調べ)。
なんと、5秒に1回出動していることになります。
ただし、運ばれた人のうちの何と45%が軽症。
東京消防庁によると、中には子供が膝を擦りむいたとか、海水浴の日焼けで足がヒリヒリするという通報もあったらしいです。
救急車の数には、限界がありますからね。
東京や大阪、福岡などでは、119番するべきかどうかを相談できる救急相談センター(#7119)というのがありますから、迷ったら利用されてみてはいかがでしょうか。
そして、今日は救急車といえば「サイレン」ということで、「サイレン」とは何に由来する言葉かという問題です。
「サイレン」の由来は?
青 -魔物
赤 -科学
緑 -違いがわからない
「ことば検定」の解答を速報しています |
ことば検定 答え
青 -魔物
ことば検定 解説
きょうの解説
「サイレン」語源はギリシャ語
「サイレン」は、もちろん英語に由来する外来語で、語源はギリシャ語です。
ギリシャ語で「セイレーン(Seiren)」を聞いたことありますか。
「セイレーン」とは、上半身は女性で、下半身は鳥の姿をしています。
そして、何といっても特徴はその美しい歌声なのです。
ところが、その美声が非常に恐ろしいのです。
ギリシャ神話の魔物「セイレーン」
「セイレーン」は、美声を海に響かせます。
すると、船乗りたちは「セイレーン」の歌声に聴き入って、吸い寄せられて、結局船は難破してしまいます。
「セイレーン」は、時代とともに美化され、人形のように下半身が魚へと変わっていったのですが、元々はギリシャ神話に登場する魔物です。
「サイレン」は、19世紀の初めにフランスの物理学者によって考え出されたもので、ギリシャ神話の魔物「セイレーン」からその名がつけられたと言われています。
前回の問題
本日の検定クイズ