「うなぎ」名前の由来で有力なのは?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは8月2日、明後日4日はこの夏2度目の「土用の丑」です。
「うなぎ」は、なんと縄文時代から食べられていた形跡があるそうです。
ただし、蒲焼きが一般に広まったのは江戸時代だと言われています。
そもそも、なぜ「蒲焼き」というと思いますか。
いくつか説はあるのですが、よく言われているのは、蒲の穂に似ているからというものです。
昔のうなぎは、開かずに串を刺していたので、蒲の穂に形が似ていたのです。
いくつか説はあるのですが、よく言われているのは、蒲の穂に似ているからというものです。
昔のうなぎは、開かずに串を刺していたので、蒲の穂に形が似ていたのです。
そして、江戸前というと「寿司」よりも前から「うなぎ」を指すほど、江戸っ子は「うなぎ」が大好きだったようなんです。
そこで今日は、「うなぎ」の名前の由来で、有力なものはどれかという問題です。
「うなぎ」名前の由来で有力なのは?
青 -うねうね動く
赤 -身が長い
緑 -首のうしろ
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ことば検定 答え
赤 -身が長い
ことば検定 解説
きょうの解説
古くから食べられてきた「うなぎ」
「うなぎ」は、大変古くから食べられてきたものです。
ですから、万葉集の歌にも登場します。
これは、奈良時代を代表する歌人のひとり大伴家持の歌です。
石麻呂(いしまろ)に我物申す 夏痩せに良しといふものそ むなぎ捕り食せ |
この「むなぎ」が「うなぎ」のことで、「石麻呂という人に夏痩せに良いといううなぎを食べろ」といっている歌です。
石麻呂という人がとても痩せていたということで、それを友人の大伴家持がからかった歌だと言われています。
この頃から夏バテには「うなぎ」という考えがあったようですね。
「むなぎ」が変化して「うなぎ」
そしてこの「むなぎ」という呼び名が今日の大ヒントです。
「むなぎ」の「む」は "身"が変化したとされています。
「むなぎ」の「む」は "身"が変化したとされています。
そして「なぎ」は"長い"で、「身が長い」で「むなぎ」、それが変化して「うなぎ」となったという説が有力です。
名前の由来には、他には例えば「胸が黄色い」から「むなぎ」であるとか、あるいは屋根の棟木(むなぎ)に姿が似ているからなどの説もあるようです。
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