打ち上げ花火の掛け声「たーまやー」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうは7月29日、7月ももう少しで終わりです。
7月最後の土曜日は、本来なら「隅田川花火大会」の日でしたが、今年も中止となりました。
「隅田川花火大会」の始まりは、江戸時代18世紀ころの「両国川開き」だとされています。
江戸を代表する夏祭りの一つだったようです。
そして、打ち上げた花火が上がったときに、お決まりの掛け声「たーまやー」がありますが、ではなぜそういうのでしょうか?
今日は、それが問題です。
今日は、それが問題です。
打ち上げ花火の掛け声「たーまやー」の由来は?
青 -花火玉
赤 -花火師の屋号
緑 -この肉、焼けてない
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ことば検定 答え
赤 -花火師の屋号
ことば検定 解説
きょうの解説
江戸時代に初の打ち上げ花火
江戸時代の初めは、まだ打ち上げ花火はありませんでした。
船などに、火薬を入れた筒を立てて、吹き出す火の粉を楽しんだようです。
愛知県の豊橋などでは、その頃から続く手筒花火の伝統を、今も継承しています。
江戸時代の中頃、初めて打ち上げられた花火は、ただ上がって落ちてくるだけのものだったようです。
それでも、当時は画期的だったと思います。
花火師の屋号「鍵屋」「玉屋」
こうした江戸花火の始祖が天才花火師・初代「鍵屋弥兵衛」
です。そして「鍵屋」は代々その技術を伝え、屋号を守ってきました。
現在は、「鍵屋」15代目は天野安喜子さん。
なんと、柔道七段で去年の東京オリンピックでも審判を務められたそうです。
なんと、柔道七段で去年の東京オリンピックでも審判を務められたそうです。
江戸時代後半に、初めてその「鍵屋」から暖簾分けを許された新たな天才が登場したのです。
そして、彼が名乗った屋号が「玉屋」です。
そして、彼が名乗った屋号が「玉屋」です。
以来、江戸っ子たちは、「たーまやー」「かーぎやー」という掛け声で打ち上げ花火を楽しんだと言われています。
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