「ハネムーン」の由来は?
【ことば検定】今日の問題と答え
グッド!モーニング「ことば検定スマート」の問題と答えを紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
ことば検定 問題
きょうも「結婚」に関する話です。
日本で初めて新婚旅行をしたのは坂本龍馬と言われています。
奥さんと、鹿児島の温泉まで旅行したのが最初だと、一般的によく言われています。
奥さんと、鹿児島の温泉まで旅行したのが最初だと、一般的によく言われています。
ただし、これは結婚を祝う旅行かどうかもわからないようです。
さらに、それまで旅行した夫婦がいるかもしれませんから、 どうも断言はできないようです。
新婚旅行を英語では「honeymoon(ハネムーン)」と言います。
そこで今日は、その「ハネムーン」とは何に由来する言葉かという問題です。
そこで今日は、その「ハネムーン」とは何に由来する言葉かという問題です。
「ハネムーン」の由来は?
青 -美しい満月
赤 -幸せな時期続かない
緑 -雨降っていなかった
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ことば検定 答え
赤 -幸せな時期続かない
ことば検定 解説
きょうの解説
「ハネムーン」の由来とは
「honeymoon(ハネムーン)」は、16世紀のイギリスで使われ始めた言葉のようです。
ただし、最初は「新婚旅行」のことではなかったようです。
「honeymoon」の「honey(ハニー)」とは"蜂蜜"のことです。
「moon(ムーン)」は"月"ですから、"蜂蜜と月"はなかなか結びつきにくく、どういう関係でしょうか?
「moon(ムーン)」は"月"ですから、"蜂蜜と月"はなかなか結びつきにくく、どういう関係でしょうか?
まず、「honey(ハニー)」は、"蜂蜜"から派生して"蜜のように甘いもの"という意味があります。
結婚直後は、まさに蜜のように甘い日々かもしれないですね。
一方、「moon(ムーン)」は満月とか三日月があるように、月は満ちたと思ったら次の日からは欠け始めるという特質を持っています。
「ハネムーン」は皮肉が効いた比喩表現
「ハネムーン」は、"蜜のように甘い幸福の絶頂期は満月がすぐ欠けるようにつかの間のこと"という比喩表現でした。
なかなか皮肉が効いていますよね。
honeymoon(ハネムーン)
蜜のように甘い幸福の絶頂期は
満月がすぐ欠けるように、つかの間のこと
満月がすぐ欠けるように、つかの間のこと
その後、「moon」と「mouth」の関係から「結婚直後の1ヶ月」を指すようになり、19世紀になって、結婚後1ヶ月以内の新婚旅行を「ハネムーン」と言うようになったようです。
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