「居候」の由来は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今日は3月30日、この春からマンションで一人暮らしを始めるという方もいるでしょうね。
みなさん、一人暮らしをしてみたいと思ったことはありますか。
みなさん、一人暮らしをしてみたいと思ったことはありますか。
一人暮らしをすると、いかに日常ってこまごまとしたことを、いろいろやらなきゃいけないかがよくかわかります。
それで林修先生は、特に男子生徒に「できるだけ一人暮らしをしなさい」と授業で言っているそうです。
最近は、シェアハウスも増えていて、安く済ませるにはいいシステムです。
ただ、かつては友人の家に転がり込んで「居候」するという話もよくありました。
そこで今日は、その「居候」は何に由来する言葉かという問題です。
きょうの問題
「居候」の由来は?
青 -肩書
赤 -無駄なもの
緑 -刑務所にいると思う
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
青 -肩書
【本日の 緑 のボケは?】
「居候」ではなく「いそう牢(屋)」というボケでした
きょうの解説
【「居候」の由来は?】
「居候」の有名な川柳
「居候」といえば有名な川柳があります。
居候 三杯目には そっと出し |
ご飯をおかわりするときに、「居候」なんでちょっと遠慮して、三杯目のときは「すいません」という気持ちが込められています。
そして「居候」は江戸時代に使われた言葉で、本来は「居」と「候」と切れます。
この「居」は、文字通り「居ること」。
そして「候」は、時代劇などで「~で候」という言葉を聞いたことがあると思いますが、意味は「ございます」という丁寧語です。
そして「候」は、時代劇などで「~で候」という言葉を聞いたことがあると思いますが、意味は「ございます」という丁寧語です。
ですから、「居候」は「居(お)ります」という意味になります。
「居候」は肩書に由来
実は、江戸時代には「公文書」、今でいう住民票のようなものですが、それに記す際、同居人はこの「肩書き」を使いました。
例えば、林修先生がが森さんの家に同居させてもらっていたとすると、「森方居候 修」と書いたのです。
そして「居候」は手紙などにも使われ、現在のような意味で定着していったようです。
前回の出題
本日の出題
「お天気検定」 □ 桜が由来となった実在する市町村は? |
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