「吾輩は猫である」当初のタイトル候補は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
猫が登場する、明治の文豪の有名なデビュー作といえば、夏目漱石の「吾輩は猫である」です。
林修先生も、漱石全作品の中でも最高傑作じゃないかと絶賛しています。
その「吾輩は猫である」、当初は全く別のタイトル候補もあったようです。
その「吾輩は猫である」、当初は全く別のタイトル候補もあったようです。
そこで今日は「吾輩は猫である」のタイトル候補の一つは何かという問題です。
きょうの問題
「吾輩は猫である」当初のタイトル候補は?
青 -名前のない猫物語
赤 -猫伝
緑 -泣きっ面に蜂
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -猫伝
【本日の 緑 のボケは?】
「吾輩は猫である」ではなく「災いは2個である」というボケでした
きょうの解説
【「吾輩は猫である」当初のタイトル候補は?】
「吾輩は猫である」の猫のモデル
「吾輩は猫である」の猫のモデルは、実際に漱石の家にいた黒猫だと言われています。
その猫の名前は、ありませんでした。
漱石は「猫、猫」と呼んで、かわいがっていたそうです。
そして、この小説は雑誌「ホトトギス」に掲載されました。
その雑誌の編集に関わり、漱石に小説を書くことをすすめた人物が、高浜虚子です。
「吾輩は猫である」のタイトルは
実は、「吾輩は猫である」のタイトルをつけたのも、高浜虚子だとされています。
そのことについて、虚子は後にこう書いています。
私がその漱石の家で読んだ時分に、題はまだ定めてありませんでして、 「猫伝」としようかという話があったのでありますが |
「猫伝」がタイトル候補だったのです。
虚子によると、漱石は「名前はどうでもいいから勝手につけてくれ」と言ったそうです。
タイトルに関しては、漱石はあんまりこだわりがなかったタイプで、そういうわけでこの小説のタイトルが決まったということみたいです。
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