「大晦日」、「晦」の意味は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
いよいよ明日は大晦日ですね。
そこで、今日はまず正岡子規の句をご紹介します。
そこで、今日はまず正岡子規の句をご紹介します。
漱石が来て 虚子が来て 大三十日(おおみそか)
*漱石→夏目漱石(子規の親友) *虚子→高浜虚子(子規の弟子) |
これは明治28年の句で、この年 子規は喀血して入院するのですが、退院後は故郷の松山で一時漱石と一緒に暮らしていました。
ところで、この句の「大晦日」という字は、私たちが普段よく見る「大晦日」とは字が違ってます。
旧暦の12月は30日までですから、別にこう書いても大晦日なのです。
では、私たちがよく見る「大晦日」という字は、なぜ「晦」という字を書くのか?
「晦」という字の意味は何でしょう?
「晦」という字の意味は何でしょう?
きょうの問題
「大晦日」、「晦」の意味は?
青 -押し迫る
赤 -月が出ない
緑 -名古屋のカツの味は
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -月が出ない
【本日の 緑 のボケは?】
「おおみそか」ではなく「おお味噌か」というボケでした
きょうの解説
【「大晦日」、「晦」の意味は? 】
「大晦日」と「大つごもり」
5000円札に描かれている樋口一葉の代表作に、「大みそか」という意味をタイトルにした「大つごもり」があります。
「つごもり」というのは、旧暦の月末30日のことです。
それに「大」が付いて、結局「大みそか」のことです
旧暦は、月の満ち欠けをベースにしています。
1日は新月で、月は出ないのですが、30日もほぼ同じです。
「月が隠れる」という意味で「月隠(つきごもり)」。
それが「つごもり」になったと言われています。
それが「つごもり」になったと言われています。
「晦」はくらい「月が出ない」の意味
この「大晦日」も一緒で、「晦日」だけで旧暦の月末30日のことです。
そしてこの字「晦」は、"くら(い)"と読みます。
ですから、この字「晦」には、"暗い" 「月が出ない」という意味があります。
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