ヒレ肉の「ヒレ」名前の由来は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
きのう(11月29日)は、「いい肉の日」ということで、今週は「肉」がテーマです。
ヒレ肉の「ヒレ」は、フランス語の「filet(フィレ)」に由来します。
では、その「ヒレ」という名前の由来は何でしょう?
では、その「ヒレ」という名前の由来は何でしょう?
きょうの問題
ヒレ肉の「ヒレ」名前の由来は?
青 -柔らかい肌
赤 -糸状のもの
緑 -日本酒の殺菌過程
「ことば検定スマート」の解答を速報しています |
きょうの答え
赤 -糸状のもの
【本日の 緑 のボケは?】
「ヒレ」ではなく「ひいれ(火入れ)」というボケでした
きょうの解説
【ヒレ肉の「ヒレ」名前の由来は?】
「ヒレ肉」背骨に沿った腰の部分の肉
「ヒレ肉」とは、背骨に沿った腰の部分の肉で、わずかしか取れない希少な肉です。
とても柔らかいのが特徴です。
フランス語だと「filet(フィレ)」ですが、語源はラテン語の「filum(フィールム)」。
この言葉「filum(フィールム)」が、12世紀末ごろにフランス語に入って、14世紀末ごろには肉に使われるようになったといわれています。
「ヒレ肉」の細長い見た目に由来
肉に使われた理由は、2つの説があり、1つは「ヒレ肉」の見た目に由来する説です。
「ヒレ肉」は、細長いです。
ラテン語の「filum(フィールム)」は"糸状のもの"という意味です。
「ヒレ肉」は、細長いです。
ラテン語の「filum(フィールム)」は"糸状のもの"という意味です。
そしてもう1つの説、肉の調理保存の際、糸で縛ることがありますよね。
そこから「ヒレ肉」の名前がついたという説もあるです。
この「filum(フィールム)」から派生した言葉は他にもあって、例えば電球の光る部分「フィラメント」、これも糸状ですよね。
さらに、書類を糸で綴じることから生まれた言葉「ファイル」。
さらに、書類を糸で綴じることから生まれた言葉「ファイル」。
「ヒレ肉」「フィラメント」「ファイル」の語源が同じというのは面白くないですか>
ということで、正解は「糸状のもの」でした。
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