ワインが由来に関係する言葉は?
ことば検定スマート 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定スマート」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定スマート」
今週のテーマはワインです。
日本にワインが入ってきたのは、15世紀の室町時代後半だと言われています。
この頃の公家の日記に、「珍蛇(ちんた)」という酒を飲んだという記録が残っていて、これがどうやらワインではないかと言われています。
この「珍蛇(ちんた)」は、ポルトガル語で赤ワインを表す「tinto(ティント)」に由来するというのが有力な解釈です。
日本に入ってきて、まだ500年ぐらいなんですね。
一方、世界では7000~8000年前から、すでにワイン飲まれていたと考えられています。
当然、ワインが由来に関係する言葉も多数あって、それはこの中のどれでしょうか?
きょうの問題
ワインが由来に関係する言葉は?
青 -ミサ
赤 -シンポジウム
緑 -笑いの絶えない古美術商
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きょうの答え
赤 -シンポジウム
【本日の 緑 のボケは?】
「由来に関係」ではなく「愉快に鑑定」というボケでした
きょうの解説
【ワインが由来に関係する言葉は?】
古代ギリシャ語に由来する言葉
今日の正解は、古代ギリシャ語に由来する言葉です。
古代ギリシャの有名な哲学者といえば、プラトンとソクラテスです。
そのプラトンも、ソクラテスも、問答法といって、他者との対話によって真理を導こうとしました。
「シュンポシオン」という言葉
彼らが行った問答は、時には共にワインを傾けながら行われたといわれています。
これを「シュンポシオン(symposion)」と言ったんですが、現代風に平たく言えば、飲み会で議論するみたいな感じだったようです。
「シュン(sym)」は"一緒に"、「ポシオン(posion)」は"飲む"という意味だそうです。
実は、プラトンには「シュンポシオン」、日本語で「饗宴」という著作もあります。
そして、その「シュンポシオン」からワインを飲む要素を失われ、"議論する"意味だけが残った言葉が「シンポジウム」です。
「ミサ」は、1960年代まで世界中のカトリック教会で、最後に司祭が言っていた、"立ち去りなさい"という意味のラテン語の「イーテ ミサ エスト」に由来するとされ、ワインは関係ないんだそうです。
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