「カステラ」名前の由来は?
ことば検定プラス 林修
テレビ朝日「グッドモーニング」の林修「ことば検定プラス」の内容と解説を紹介しています。
林修先生が、「ことば」「漢字」にまつわる勉強になるクイズを出題して面白く解説してくれます。
「ことば検定プラス」
きょう9月29日は、「洋菓子の日」です。
ところで、和菓子と洋菓子の違いは何でしょうかね。
和菓子は、日本生まれのもの、いやいや、中には中国にルーツを持つものもありますよね。
実は、二つの違いに明確な規定はないようです。
老舗菓子店などでは、「江戸時代までに日本にあったものを和菓子」「明治以降入ってきたものを、洋菓子」としているところもあります。
でもそうすると、室町末期にポルトガルから伝わったとされるカステラはどうなんでしょうか?
というわけで、きょうは「カステラ」の名前の由来は何かという問題です。
きょうの問題
「カステラ」名前の由来は?
青 -星の降る村
赤 -城の多い国
緑 -空振りじゃないの?
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きょうの答え
赤 -城の多い国
【本日の 緑 のボケは?】
「カステラ」ではなく「かすってらぁ」というボケでした
きょうの解説
【「カステラ」名前の由来は?】
「カステラ」日本独自に発展した和菓子
「カステラ」は、ポルトガルから伝わったものですが、実はポルトガルに、「カステラ」という名前のお菓子はないそうです。
現在の「カステラ」は、日本の技術が加えられ、独自に発展したもので、そこで全国和菓子協会では、「カステラ」を和菓子としているそうです。
カステラの原型は、ポルトガルの焼き菓子「パン・デ・ロー」やスペインの「ビスコチョ」だとされていて、名前はポルトガル語の
「ボーロ・デ・カステーラ」、または「パオ・デ・カステーラ」に由来するとされます。
「ボーロ・デ・カステーラ」はカステラの焼き菓子、「パオ・デ・カステーラ」はカステーラのパンという意味ですね。
「カスティーリャ王国」に由来
では、「カステーラ」とは何かといいますと、中世ヨーロッパで、現在のスペイン中央部に存在した"カスティーリャ王国"のことで、"カスティーリャとは、ラテン語で城の複数形なのです。
となれば、正解は「城の多い国」です。
スペインのあるイベリア半島は、8世紀頃からイスラム勢力に支配されていました。
それに対抗したキリスト教の国が「カスティーリャ」です。
戦いを繰り返していたため、多くの城が築かれたんですね。
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